文献詳細
治療
大臀筋穿通枝皮弁を用いた毛巣洞に対する治療経験
著者: 長島史明1 高田温行1 稲川喜一1 岡博昭1 森口隆彦1
所属機関: 1川崎医科大学形成外科・美容外科
ページ範囲:P.313 - P.315
文献概要
3症例の毛巣洞に対して,大臀筋穿通枝皮弁による再建を行った.症例1は35歳男性,6×12cmの組織欠損に対して6×15cmの皮弁をデザインし再建した.症例2は22歳男性,3×15cmの組織欠損に対し,7×15cmの皮弁をデザインし再建した.症例3は22歳男性,3×6cmの組織欠損に対して4×8cmの皮弁をデザインし再建した.3症例のうち症例1,3において術後創感染により一部創離開を認めたが,いずれも皮弁の壊死は認めなかった.なお,現在まで再発は認めず,良好な経過である.
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