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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻4号

2005年04月発行

文献概要

症例報告

コレステロール結晶塞栓のみられたintravascular papillary endothelial hyperplasiaの1例

著者: 吉田益喜1 川田暁1 手塚正1

所属機関: 1近畿大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.404 - P.406

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要約

 65歳,女性.1年前より下口唇に暗紫色の米粒大の丘疹があるのに気づき,近医を受診した.治療目的で近医から静脈湖の診断にて紹介され,当院を受診した.生検をかねて丘疹部を切除した結果,病理組織学的にintravascular papillary endothelial hyperplasia (IPEH)であった.病変の中央部にコレステロール結晶を認め,その周囲は血栓を形成していた.IPEHの病因は血栓形成が誘因となって続発することが多いといわれており,コレステロール結晶塞栓が関与し,血栓形成を誘発してIPEHが発生したと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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