文献詳細
特集 最近のトピックス2005 Clinical Dermatology 2005
3. 新しい検査法と診断法
文献概要
要約
水疱性類天疱瘡はヘミデスモソームに存在する230kDa水疱性類天疱瘡抗原(BP230)と180kDa水疱性類天疱瘡抗原(BP180)に対する自己抗体を示す自己免疫性水疱症であり,最近の高齢化に伴って,まれならずみられるようになった.現在,BP180のNC16a部位に病原性エピトープが存在すると考えられ,同部位の大腸菌発現リコンビナント蛋白を用いたenzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)法が確立され,水疱性類天疱瘡および妊娠性疱疹患者の血清中のBP180に対する自己抗体を特異的に,かつ高感度に検出できるようになった.また,蛍光抗体間接法に比較して,ELISA のインデックス値は病勢とよく相関するので,病勢のモニタリングとしても有用である.
水疱性類天疱瘡はヘミデスモソームに存在する230kDa水疱性類天疱瘡抗原(BP230)と180kDa水疱性類天疱瘡抗原(BP180)に対する自己抗体を示す自己免疫性水疱症であり,最近の高齢化に伴って,まれならずみられるようになった.現在,BP180のNC16a部位に病原性エピトープが存在すると考えられ,同部位の大腸菌発現リコンビナント蛋白を用いたenzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)法が確立され,水疱性類天疱瘡および妊娠性疱疹患者の血清中のBP180に対する自己抗体を特異的に,かつ高感度に検出できるようになった.また,蛍光抗体間接法に比較して,ELISA のインデックス値は病勢とよく相関するので,病勢のモニタリングとしても有用である.
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