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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻8号

2005年07月発行

文献概要

症例報告

片側性Darier病の1例

著者: 林大1 藤田優1 上原敏敬2 長谷川正次3

所属機関: 1船橋市立医療センター皮膚科 2船橋市立医療センター病理部 3長谷川皮膚科

ページ範囲:P.750 - P.753

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要約

 48歳,女性.7か月前より右側腹部,右側臀部,右大腿部にそう痒を伴う丘疹が出現し,紅褐色調の疣状局面を形成した.組織学的にDarier病に一致した.家族内には同病なし.以上より,片側性Darier病と診断した.エトレチネート内服にて改善し,経過良好である.本症は汎発型と限局型に分類されている.今回,本邦報告例48例(自験例含む)を検討,どちらの型にも典型的でない症例が15例あり,明確な分類は困難であると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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