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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻8号

2005年07月発行

症例報告

尿道腟瘻を生じたサイトメガロウイルス潰瘍の1例

著者: 石上剛史1 浦野芳夫1 尾崎敬治2 一宮理子2 藤野修2 後藤哲也2 辻雅士3 上間健造3 平尾務4 榊美佳5 藤井義幸5

所属機関: 1徳島赤十字病院皮膚科 2徳島赤十字病院血液科 3徳島赤十字病院泌尿器科 4徳島赤十字病院産婦人科 5徳島赤十字病院病理部

ページ範囲:P.754 - P.756

文献概要

要約

 58歳,女性.2001年5月,急性骨髄性白血病を発症.翌年6月,外陰部,肛囲に潰瘍が出現した.組織学的に封入体を持つ細胞がみられ,病変部および血液中にサイトメガロウイルス(CMV)抗原陽性細胞が検出されたことからCMV潰瘍と診断した.ガンシクロビルを投与するも外陰部の潰瘍は徐々に深くなり,尿道,腟前壁の1/3以上が壊死に陥り尿道腟瘻を生じた.皮疹出現後約3か月で全身状態が悪化し死亡した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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