icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻8号

2005年07月発行

文献概要

臨床研究

足爪白癬患者のQOL評価

著者: 谷口彰治1 幸野健2 庄司昭伸1

所属機関: 1大阪回生病院皮膚科 2市立吹田市民病院皮膚科

ページ範囲:P.804 - P.807

文献購入ページに移動
要約

 足爪白癬はありふれた疾患であるが,社会生活機能に悪影響を及ぼしていると推測される.今回,われわれはSkindex29(C)日本語版を用いて皮膚疾患特異的QOLの評価を行った.また,イトラコナゾールの治療によるQOLの変化を調べた.治療前の得点は,症状が40,機能が19,感情が37であった.また治療により,連日投与群,パルス療法群ともにQOLのほとんどの要素で有意な改善を示した.本薬剤は,患者のQOLの改善に貢献していると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?