文献詳細
文献概要
臨床研究
足爪白癬患者のQOL評価
著者: 谷口彰治1 幸野健2 庄司昭伸1
所属機関: 1大阪回生病院皮膚科 2市立吹田市民病院皮膚科
ページ範囲:P.804 - P.807
文献購入ページに移動足爪白癬はありふれた疾患であるが,社会生活機能に悪影響を及ぼしていると推測される.今回,われわれはSkindex29(C)日本語版を用いて皮膚疾患特異的QOLの評価を行った.また,イトラコナゾールの治療によるQOLの変化を調べた.治療前の得点は,症状が40,機能が19,感情が37であった.また治療により,連日投与群,パルス療法群ともにQOLのほとんどの要素で有意な改善を示した.本薬剤は,患者のQOLの改善に貢献していると考えられた.
掲載誌情報