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症例報告
大泉門部dermoid cystの1例
著者: 清水智子1 杉俊之1 奥井俊一2
所属機関: 1さいたま市立病院皮膚科 2さいたま市立病院脳神経外科
ページ範囲:P.876 - P.878
文献購入ページに移動生後7か月,女児.生後2か月より大泉門部に徐々に増大する皮下腫瘍が出現し,帽状腱膜下より境界明瞭な囊腫を摘出した.病理組織学的所見にて囊腫壁に汗腺・脂腺・毛包を多数認め,dermoid cystと診断した.大泉門部のdermoid cystは比較的稀である.同部位のdermoid cystの特徴として,内容物が水様透明物質であることが多く,本症例は典型と考えた.
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