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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻9号

2005年08月発行

文献概要

症例報告

陰囊に生じた単発性陰部平滑筋腫の1例

著者: 相川未枝1 山田伸夫1 島田眞路1

所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.891 - P.893

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要約

 28歳,男性.約10年前より陰囊左側に米粒大の丘疹が出現した.徐々に拡大し,寒冷時痛を伴う正常皮膚色,弾性硬の腫瘍を認めた.病理組織学的には,陰囊肉様膜を発生母地とする単発性陰部平滑筋腫(solitary genital leiomyoma)と診断した.これまでの本邦報告例では,その7割が左側に発症している.陰囊左側に好発する理由として,陰囊左側の発生および発育との関連性が考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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