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症例報告
陰囊に生じた単発性陰部平滑筋腫の1例
著者: 相川未枝1 山田伸夫1 島田眞路1
所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学講座
ページ範囲:P.891 - P.893
文献購入ページに移動28歳,男性.約10年前より陰囊左側に米粒大の丘疹が出現した.徐々に拡大し,寒冷時痛を伴う正常皮膚色,弾性硬の腫瘍を認めた.病理組織学的には,陰囊肉様膜を発生母地とする単発性陰部平滑筋腫(solitary genital leiomyoma)と診断した.これまでの本邦報告例では,その7割が左側に発症している.陰囊左側に好発する理由として,陰囊左側の発生および発育との関連性が考えられた.
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