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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻10号

2006年09月発行

症例報告

マツタケによるアナフィラキシーの1例

著者: 石川博康1 熊野高行1 三浦歩1 大原香子2

所属機関: 1山形県立中央病院皮膚科 2大原医院

ページ範囲:P.885 - P.887

文献概要

 18歳,女性.職場の宴会で出されたマツタケご飯を翌朝食したところ,20分後から顔面浮腫が出現し,1時間後にはアナフィラキシーショックを起こした.プリック・プリック試験で生マツタケが陽性を示し,マツタケアレルギーと診断した.マツタケアレルギーは本邦報告11例中9例がアナフィラキシーを発症している.アレルゲンの原因蛋白は不明だが,若年に多く,重篤な症状を生じ,注意が必要である.

参考文献

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8) 山川有子, 他:日小皮会誌22: 160, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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