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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻11号

2006年10月発行

症例報告

口腔粘膜病変を伴った開口部形質細胞症の1例

著者: 吉田理恵1 田中京子1 木花光1 滝内優子2 小林宏成2 大沢淳子3 中村宣子3

所属機関: 1済生会横浜市南部病院皮膚科 2済生会横浜市南部病院耳鼻咽喉科 3済生会横浜市南部病院病理

ページ範囲:P.1023 - P.1025

文献概要

要約 62歳,男性.半年前より疼痛を伴う下口唇のびらんと右頰粘膜には示指頭大の紅色腫瘤が出現した.病理組織学的に下口唇・頰粘膜の粘膜固有層に形質細胞の密な浸潤がみられ,開口部形質細胞症と診断した.本症の病変部は通常1か所のことが多く,口唇と頰粘膜に同時に出現するのは稀で,腫瘤を形成する例も珍しい.外用薬を各種試みているが不変である.

参考文献

1) 西山茂夫, 小幡宏子:皮膚臨床7: 461, 1965
2) 市川栄子, 他:皮膚臨床33: 433, 1991
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5) 服部 瑛:臨皮50: 253, 1996
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7) 井村 純, 他:皮膚臨床47: 469, 2005
8) 須崎康敬, 他:皮膚臨床44: 91, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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