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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻13号

2006年12月発行

文献概要

症例報告

大腿部に生じたnevus lipomatosus cutaneous superficialisの1例

著者: 大川毅1 三砂範幸1 井上卓也1 成澤寛1

所属機関: 1佐賀大学医学部内科学皮膚科

ページ範囲:P.1241 - P.1243

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11歳,男児.生下時より右大腿内側に常色の局面があった.成長に伴い徐々に拡大し,黄色調を呈するようになった.当科を受診し,局所麻酔下に切除した.切除標本では表皮は乳頭腫状に増殖しており,表皮突起も不定形であったが,表皮の肥厚などはみられなかった.真皮膠原線維の間に割り込むように脂肪組織が増殖していたが,脂肪細胞は成熟しており,異型性はなく,表在性皮膚脂肪腫性母斑と診断した.

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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