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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

症例報告

慢性色素性紫斑様の臨床を呈したサルコイドーシスの1例

著者: 松永美帆1 高橋貴志1 松永剛1

所属機関: 1土浦協同病院皮膚科

ページ範囲:P.356 - P.359

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要約 24歳,女性.両下肢の点状紫斑を伴う地図状紅褐色斑で慢性色素性紫斑を疑ったが,病理組織では真皮上層から皮下にかけて血管周囲に類上皮細胞肉芽腫の形成が認められ,肉芽腫性ぶどう膜炎と両肺門縦隔リンパ節腫脹もみられ,サルコイドーシスと診断した.病態としては血管周囲の肉芽腫による血管の障害が考えられた.過去報告例のなかにlivedoを呈したサルコイドーシスが数例あり,血管周囲性の病変という点で自験例に比較的近いと考えられたが,慢性色素性紫斑様の臨床を呈した報告はない.

参考文献

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9) 佐藤直哉, 他:皮膚病診療20: 51, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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