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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

症例報告

Laugier-Hunziker-Baran症候群の3例

著者: 桜井直樹1 小方冬樹1

所属機関: 1立正佼成会附属佼成病院

ページ範囲:P.378 - P.381

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要約 症例1:71歳,男性.60歳頃より口唇・頰粘膜・硬口蓋・舌・手足・爪甲・亀頭部に色素斑が多発.症例2:73歳,女性.61歳より口唇・口腔粘膜・硬口蓋・舌・手指に色素斑が多発.症例3:84歳,男性.発症時期は不明だが口唇・頰粘膜・爪甲に色素斑が多発.3例とも同症および消化管ポリポーシスの家族歴はみられなかった.2例で実施した副腎機能検査にてAddison病は否定的であり,内視鏡検査にてポリポーシスはみられなかった.以上よりLaugier-Hunziker-Baran症候群と診断した.本邦では自験例も含めて過去に50例の報告がある.

参考文献

1) Laugier P, Hunziker N: Arch Belg Dermatol Syphilol26: 391, 1970
2) Baran R: Arch Dermatol115: 1448, 1979
3) 龍崎圭一郎, 他:臨皮49: 71, 1995
4) 中島とう子, 他:皮膚臨床45: 477, 2003
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7) 新山史朗, 他:臨皮53: 56, 1999
8) 西山茂夫:爪疾患カラーアトラス, 南江堂, p15, 1993
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11) 藤田尚平, 他:西日皮膚64: 532, 2002
12) 山上 淳, 他:皮膚臨床45: 473, 2003
13) 北村玲子, 他:日皮会誌112: 1298, 2002
14) 櫻根義久, 他:皮膚病診療23: 799, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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