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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻5号

2006年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス 2006 Clinical Dermatology 2006 2. 皮膚疾患の病態

薬剤性過敏症候群(DIHS)の新しい展開

著者: 藤山幹子1 橋本公二1

所属機関: 1愛媛大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.32 - P.35

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要約 薬剤性過敏症候群(DIHS)はヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)の再活性化を伴う薬疹である.最近,HHV-6の再活性化に一致して生じる種々の病態が明らかになってきている.本稿では,HHV-6の再活性化が関与してDIHSで生じる合併症や検査値の推移について解説する.また,HHV-6の再活性化を予測することのできる臨床所見,検査所見についても述べる.

参考文献

1) Hashimoto K, et al: Curr Opin Allergy Clin Immunol3: 255, 2003
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5) Sekine N, et al: JAMA285: 1153, 2001
6) Tanaka N, et al: J Med Virol60: 455, 2000
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8) Callot V, et al: Arch Dermatol32: 1315, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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