文献詳細
文献概要
Derm.2006
皮膚科医は研究をするべきか?
著者: 原田和俊1
所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.168 - P.168
文献購入ページに移動教授のご好意によりアメリカで研究生活を送る機会を得ることができた.貴重な体験をさせて貰えてとても感謝している.留学先は米国スタンフォード大学皮膚科に所属する研究室であった.この研究室のボスはKhavari教授という皮膚科臨床医であるものの,研究活動の主力であるポスドクはほとんどが医師免許をもたない基礎研究者であり,大学院生もすべてPhDコースに在籍し基礎研究者をめざす学生であった.皮膚科の研究室でありながら実質的には基礎医学の研究室と何ら変わらず,研究者たちはすべての時間を研究に費やしていた.
翻って日本ではどうだろうか? 私が所属する皮膚科の研究室は,当然であるが研究はすべて皮膚科医が行っている.病棟で重症患者の治療をし,外来で患者の診察をする間のほんの少しの空き時間や,すべての仕事が終了した夜間や休日に実験が行われている.
翻って日本ではどうだろうか? 私が所属する皮膚科の研究室は,当然であるが研究はすべて皮膚科医が行っている.病棟で重症患者の治療をし,外来で患者の診察をする間のほんの少しの空き時間や,すべての仕事が終了した夜間や休日に実験が行われている.
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