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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻5号

2006年04月発行

文献概要

Derm.2006

皮膚科医は研究をするべきか?

著者: 原田和俊1

所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.168 - P.168

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教授のご好意によりアメリカで研究生活を送る機会を得ることができた.貴重な体験をさせて貰えてとても感謝している.留学先は米国スタンフォード大学皮膚科に所属する研究室であった.この研究室のボスはKhavari教授という皮膚科臨床医であるものの,研究活動の主力であるポスドクはほとんどが医師免許をもたない基礎研究者であり,大学院生もすべてPhDコースに在籍し基礎研究者をめざす学生であった.皮膚科の研究室でありながら実質的には基礎医学の研究室と何ら変わらず,研究者たちはすべての時間を研究に費やしていた.

 翻って日本ではどうだろうか? 私が所属する皮膚科の研究室は,当然であるが研究はすべて皮膚科医が行っている.病棟で重症患者の治療をし,外来で患者の診察をする間のほんの少しの空き時間や,すべての仕事が終了した夜間や休日に実験が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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