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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科60巻6号

2006年05月発行

文献概要

臨床統計

糖尿病に合併した足の深部細菌感染症―当科2年間のまとめ

著者: 増田智一1 加藤英行1 曽根清昭2 小松星児2 横山水映3 森山一郎4

所属機関: 1済生会宇都宮病院皮膚科 2済生会宇都宮病院形成外科 3済生会宇都宮病院糖尿病代謝科 4済生会宇都宮病院整形外科

ページ範囲:P.516 - P.520

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 2003年1月から2004年12月までの2年間の,糖尿病に伴う足の深部細菌感染症で入院した12例をまとめた.症例は33~79歳.男9例,女3例,すべて初診時は蜂窩織炎と診断された.そのうち1例は入院後ガス壊疽になり3日目に,もう1例は壊死性筋膜炎になり5日目に,それぞれ下腿を切断した.糖尿病患者では,はじめ蜂窩織炎と診断しても,入院治療後48~72時間の臨床症状,臨床検査所見を注意深く観察する必要があると考えた.改善がなければ切断を含めた積極的な外科的治療が必要である.

参考文献

1) 山本 卓, 他:MB Derma78: 11, 2003
2) 河村孝彦:Diabetes Journal28: 122, 2000
3) 加嶋耕二, 他:糖尿病36: 131, 1993
4) 江嶋崇浩, 他:皮膚病診療25: 1211, 2003
5) 石黒匡史, 他:日形会誌22: 421, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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