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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻1号

2007年01月発行

文献概要

今月の症例

成人肥満細胞症の1例―1995年以降の本邦報告例36例についての臨床統計を含めて

著者: 江川裕美1 神戸直智1 谷岡未樹1 松村由美1 是枝哲1 宮地良樹1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚科学

ページ範囲:P.11 - P.14

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要約 63歳,男性.頸部背面・背部に散在する褐色小結節を主訴に受診した.皮膚生検にてトルイジンブルーに異染性を示す類円形細胞の浸潤を認め,肥満細胞症と診断した.本邦における1995年以降の成人肥満細胞症例を集計し検討した結果,本疾患における全身検索の必要性を確認した.本症例では,皮膚以外に病変を認めず,無症候性肥満細胞症(皮膚限局性色素性蕁麻疹)と診断したが,血中ヒスタミン値,トリプターゼ値の上昇を認めたことから,今後も注意深く経過を観察していく予定である.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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