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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻12号

2007年11月発行

症例報告

口囲に発症したmorpheaform basal cell carcinomaの1例

著者: 石川理穂1 安藤浩一1 原一夫2

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院皮膚科 2愛知医科大学病理部

ページ範囲:P.996 - P.998

文献概要

要約 63歳,女性.初診の2年前より,左上口唇周囲に光沢のある白色小結節が出現した.初診時,同部に12×11mm大の境界不明瞭で光沢のある白色結節を認めた.周囲の皮下にも浸潤を触れた.皮膚生検にて,morpheaform basal cell carcinomaと診断した.周囲の浸潤を触れる部分から5mm離して全摘した.その後7か月を経過して,再発は認めていない.

参考文献

1) 小野友道, 他:最新皮膚科学大系, 第12巻, 中山書店, p82, 2002
2) 上野賢一, 石川陽吉:皮膚臨床10: 1195, 1968
3) 大塚 壽, 渡部隆博:Skin Cancer8: 209, 1993
4) Caro MR, Howell JB: Arch Dermatol Syphilol63: 53, 1951

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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