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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻13号

2007年12月発行

文献概要

症例報告

Pencil-core granulomaの1例

著者: 石川めぐみ1 沖正直1 岩本拓1 川村龍吉1 柴垣直孝1 松江弘之1 島田眞路1

所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1078 - P.1080

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要約 4歳,男児.母親が右頬部の皮下腫瘍に気づいた.初診時,右頬部に約8mm大で青色調を呈する弾性硬の皮下腫瘍が認められた.問診にて約1年前,同部位に鉛筆を刺した既往があった.全身麻酔下にて切除術を施行したところ,摘出された組織片は,約15mm長の円筒形の結節と筋組織まで続く20mm長の線維性索状組織であった.円筒形の結節を半割したところ,内部に10mm長の鉛筆芯を認めたため,pencil-core granulomaと診断した.

参考文献

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8) 永田佳子, 他:皮膚病診療29:61, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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