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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻13号

2007年12月発行

文献概要

症例報告

多発性皮膚平滑筋腫の1例

著者: 福井奈央1 東耕一郎1 森脇真一1 清金公裕1

所属機関: 1大阪医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1092 - P.1094

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要約 70歳,女性.既往歴に糖尿病,高脂血症,子宮筋腫がある.15年前より左上肢に7個の自覚症状のない小結節に気付き,最近,小結節が右上肢,前頸部にも出現してきた.液体窒素による凍結療法は無効であった.初診時2006年11月,左肘頭周囲,右上肢,前頸部に赤褐色,弾性硬の小結節が多発していた.皮膚生検組織のHE染色では,真皮上層から中層にかけて比較的境界明瞭な線維性腫瘍を認めた.特殊染色では,α-SMA,Desmin,Vimentin陽性,Masson trichrome染色では赤色,elastica van Gieson染色では黄色に染色された.以上より,多発性皮膚平滑筋腫と診断した.

参考文献

1) 石原政彦:平滑筋腫;最新皮膚科学大系, 第13巻, 中山書店, p114, 2002
2) 安藤二平:日皮会誌24:756, 1924
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5) 高宮城敦, 他:西日皮膚57:76, 1995
6) 大原香子, 他:皮膚臨床36:1792, 1994
7) 十一英子, 他:皮膚紀要87:513, 1992
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9) 柳田亜由子, 他:皮膚臨床34:1485, 1992
10) 十一英子, 他:皮膚紀要87:513, 1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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