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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻4号

2007年04月発行

文献概要

症例報告

両側下腿に板状硬結を呈した皮下型サルコイドーシスの1例

著者: 藤川沙恵子1 米澤理雄1 谷岡未樹1 松村由美1 是枝哲1 宮地良樹1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚生命科学講座

ページ範囲:P.343 - P.345

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要約 67歳,女性.両側下腿の板状硬結を主訴に受診した.皮膚生検にて真皮上層から筋膜にかけて広範囲に非乾酪性類上皮肉芽腫を認めた.血清のアンギオテンシン変換酵素値が上昇していたが,全身検索で他臓器に病変がなかったため,皮膚サルコイドーシスと診断した.臨床像から板状硬結を示した皮下型サルコイドーシスと考えた.トラニラスト内服2か月で症状が軽快したが,自然軽快した可能性も考えられる.

参考文献

1) Yamada H, et al: J Dermatol22: 149, 1995
2) 国定 充, 他:皮膚臨床44: 781, 2002
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4) 山本純照, 他:臨皮58: 632, 2004
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7) 水嶋淳一, 他:皮膚臨床35: 965, 1993
8) 新井春枝:皮膚病診療22: 775, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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