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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻5号

2007年04月発行

特集 最近のトピックス2007 Clinical Dermatology 2007

4. 皮膚疾患治療のポイント

皮膚科医が使う抗うつ薬

著者: 羽白誠1

所属機関: 1大阪警察病院皮膚科

ページ範囲:P.119 - P.122

文献概要

要約 皮膚科で抗うつ薬を使用する医師はまだ少ない.しかし,皮膚症状に抑うつ状態が密接に関係している例がしばしばみられる.こういった場合に抗うつ薬を皮膚科的治療に併用すると改善される場合を経験する.また難治性の痒みや激しい搔破,自傷性皮膚炎にも抗うつ薬は有用である.皮膚科医が使う抗うつ薬としては選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などがよい.

参考文献

1) American Psychiatric Association: Practical Guideline for the Patients with Major Depressive Disorder, 2nd ed, 秀潤社, 2000
2) 羽白 誠:Visual Dermatology 4: 467, 2005
3) Leonard BE: Prog Neuro Psychopharmacol Biol Psychiatry25: 767, 2001
4) 羽白 誠:かゆみ最前線(宮地良樹, 生駒晃彦編), メディカルレビュー社, p126, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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