文献詳細
文献概要
Derm.2007
ベルリン回想
著者: 黒川一郎1
所属機関: 1三重大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.70 - P.70
文献購入ページに移動 今年の4月,20年ぶりに,かつて留学していた地であり,当時壁で囲まれていた西ベルリンの下宿を訪れた.下宿は留学当時とあまり変わりなく,懐かしさはあったが,自分が予想していた感慨深さはあまり蘇ってこなかった.留学当時,冬期は東ドイツでは石炭を燃料に使っていて,その煙で喉をやられたのが懐かしい思い出の一つである.
首都ベルリンは大きく変貌した.東西を隔てていた壁はなくなり,立派な首相官邸府ができ,隔世の感がある.街はどこに行っても,道路工事,ビルの建築ラッシュであり,ドイツの活力を実感した.かつて西ベルリンの中心の繁華街であったクーフュルステンダムはさびれ,街の中心は旧東ベルリンに移動した.
首都ベルリンは大きく変貌した.東西を隔てていた壁はなくなり,立派な首相官邸府ができ,隔世の感がある.街はどこに行っても,道路工事,ビルの建築ラッシュであり,ドイツの活力を実感した.かつて西ベルリンの中心の繁華街であったクーフュルステンダムはさびれ,街の中心は旧東ベルリンに移動した.
掲載誌情報