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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科61巻7号

2007年06月発行

文献概要

症例報告

オイラックス(R)の香料による接触皮膚炎の1例

著者: 奥野公成1 角田孝彦1

所属機関: 1山形市立病院済生館皮膚科

ページ範囲:P.493 - P.495

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要約 57歳,男性.初診の1か月前より右足に掻痒感を伴った皮疹が出現し,徐々に拡大してきた.近医皮膚科で処方された外用薬,市販薬を使用するも軽快せず,当科を受診した.初診時,右足に鱗屑を伴った紅斑を認めた.パッチテストを行ったところ,オイラックス(R)とその添加物の香料で陽性であった.香料による接触皮膚炎と考え,それまでの外用薬を中止し,吉草酸ベタメタゾン外用を行ったところ,軽快した.

参考文献

1) 洙田由美子, 他:皮膚臨床44: 37, 2002
2) 東 禹彦, 他:皮膚31: 194, 1989
3) 東 禹彦:医薬ジャーナル39: 1665, 2003
4) アレルゲンデータベース検討委員会:アレルゲン解説書, 日本接触皮膚炎学会, Fragrance mix(1), 1994
5) Yuji M, et al: J Environ Dermatol11: 38, 2004
6) Takayuki H, et al: J Environ Dermatol12: 137, 2005
7) 早川律子:皮膚病診療21: 40, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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