icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻10号

2008年09月発行

文献概要

印象記

「5thGeorg Rajka International Symposium on Atopic Dermatitis」印象記

著者: 橋爪秀夫1

所属機関: 1浜松医科大学皮膚科

ページ範囲:P.768 - P.770

文献購入ページに移動
 前回,フランスで開催された4thGeorg Rajka International Symposium on Atopic Dermatitis(ISAD)の印象記を書かせていただいた.自分の講演の後は,大御所たちの講演を聞いて頷くことと,海辺のレストランでワインと海の幸に舌鼓をうつことが仕事で,実に気楽な旅であった.しかし,一転して今回は学会の開催者側としてこの印象記を書くことになってしまったのである.

 今回は,ブラジルのDr. Robert Takaokaの発案で,学会前日に特別なpreliminary meetingが開催された.これはイギリス,アメリカ,ブラジルなどの患者支援団体および医師,コメディカルを集めて,いろいろな立場からアトピー性皮膚炎(AD)のケアを考えようという目的で開かれた20名程度の小さな会であった.代表者のショートトークの後に,その内容について車座になって議論し合ったが,思いのほか楽しかったし,勉強になった.どの国においても,AD患者に対する教育を今後の課題としているのが興味深かった.また,日本においても,患者支援組織の設立が重要であると再認識した次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら