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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻10号

2008年09月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・13

Q考えられる疾患は何か?

著者: 西川武二1

所属機関: 1慶應義塾大学皮膚科

ページ範囲:P.697 - P.698

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症例

患 者:46歳,女性

主 訴:軀幹の線状紅斑

既往歴・家族歴:特記すべきことなし.

生活歴:最近の海外旅行歴なし.

現病歴:2週間前より背部から左上腹部に及ぶかゆみのある線状の隆起性紅斑に気づいた.3日前にその発疹の先端部を切除されたが,さらに臍を超えて,右上腹部へ線状の発疹が延長した.よく訊いてみると寿司を食べて2日後から生じたとのことだった.

現 症:腹部全体にわたって淡紅色の浮腫性,線状隆起性紅斑が蛇行性に分布している.背部には左腰から上行,蛇行し左側胸へ廻る褪色しつつある扁平となった紅斑がある.新しい発疹には奇妙なピリッとする感じを訴えた.全身状態に異常はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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