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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻12号

2008年11月発行

文献概要

症例報告

爪床に生じた表皮囊腫の1例

著者: 石川理穂1 安藤浩一1 服部玲子1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.920 - P.922

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要約 44歳,女性.初診の1か月前より左母趾の爪甲が浮いて隆起してきた.爪甲は内側の近位部から剝離し,全体として黄白色調,一部淡い緑色を呈し,爪母付近に爪甲下出血を認めた.爪甲を除去したところ,爪床の一部が隆起し,赤色調を呈していた.赤色隆起部を生検したところ,真皮内に爪床上皮とは標本上,連続性を認めない表皮囊腫を認めた.

参考文献

1) 成澤 寛:最新皮膚科学大系, 第12巻, 中山書店, p252, 2002
2) 東 禹彦:,金原出版, p181, 2004
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9) 江川清文, 他:日皮会誌97: 493, 1987

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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