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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻13号

2008年12月発行

連載 Clinical Exercise・16

Q考えられる疾患は何か?

著者: 三宅亜矢子1

所属機関: 1稲城市立病院皮膚科

ページ範囲:P.951 - P.952

文献概要

症例

患 者:63歳,女性,イラン人

主 訴:軀幹,四肢の皮疹

家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:15年前より高血圧のためアテノロール,1年前より狭心症のためニフェジピンとニトログリセリン内服中.

現病歴:3年前より自覚症状を伴わない皮疹が出現した.徐々に拡大したため精査目的に来日した.

現 症:頭頸部,および肘窩,膝膕などの間擦部を除くほぼ全身に,境界明瞭で小豆大程度の褐色扁平隆起性丘疹が密に汎発性に存在していた.一部は融合し,軽度落屑を伴っていた.表在リンパ節は右頸部,両腋窩に小指頭大のものを数個触知した.肝脾腫なし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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