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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻5号

2008年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008 3. 新しい検査法と診断法

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの運動負荷試験

著者: 森田栄伸1 河野邦江1 松尾裕彰2

所属機関: 1島根大学医学部皮膚科学講座 2広島大学薬学部病態薬物治療学

ページ範囲:P.64 - P.67

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要約 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)は食物アレルギーの一病型で,食物抗原に対するIgEを介した即時型反応である.しかし,原因食物を摂取しただけでは症状は再現されず,運動などの二次的な要因が必要であり,確定診断は容易ではない.このため,原因食品を同定するため運動負荷試験が行われている.負荷試験の方法は現在一定のものはなく,また再現性も必ずしも高くない.本稿では,島根大学医学部附属病院で行っている小麦による運動負荷試験の実際を紹介する.

参考文献

1) 相原雄幸:日小児アレルギー会誌18: 59, 2004
2) Morita E: J Environ Dermatol13: 1, 2006
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4) 原田 晋, 他:アレルギー49: 1066, 2000
5) 木曽雅子, 他:日皮アレルギー会誌11: 117, 2003
6) 森田栄伸, 他:アレルギーの臨23: 70, 2003
7) 森田栄伸, 他:臨皮61: 52, 2007
8) Matsuo H, et al: Clin Exp Allergy35: 461, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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