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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻5号

2008年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008 3. 新しい検査法と診断法

皮膚T細胞性リンパ腫のリンパ節病変評価とPET/CT

著者: 浅越健治1

所属機関: 1岡山大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.81 - P.86

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要約 皮膚T細胞性リンパ腫(cutaneous T-cell lymphoma:CTCL)を中心とする皮膚リンパ腫の病期決定上,リンパ節の評価は皮膚病変の評価に次いで重要である.理学所見,画像検査を参考に診断価値の高いリンパ節を選択して生検し,病理組織学的に評価する必要がある.画像検査のうち,PET/CTは全身のスクリーニング,空間的評価,質的評価を同時に行える有用な検査であり,FDGの取り込みの程度がリンパ節病変の組織学的評価とある程度相関することが示されている.超音波検査も質的診断に有用で,簡便かつ非侵襲的なことが利点である.生検したリンパ節は分割して診断に必要な検査をもれなく行う.病理組織学的にはDutch systemおよびNCI-VA分類に基づいて分類し,CTCLの新病期分類(ISCL/EORTC,2007)に反映させる.

参考文献

1) Tsai EY, et al: Arch Dermatol142: 577, 2006
2) Olsen E, et al: Blood110: 1713, 2007
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8) Juarez T, et al: Arch Dermatol141: 1107, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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