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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻5号

2008年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008 5. 皮膚科医のための臨床トピックス

非アルコール性皮膜CavilonTMを用いた尋常性白斑のメーキャップ法

著者: 谷岡未樹1 宮地良樹1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚生命科学講座

ページ範囲:P.140 - P.142

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要約 尋常性白斑は皮膚科外来において頻繁に遭遇する疾患であるが,その治療法に決定的なものはなく,治療に難渋することも多い.そのため,尋常性白斑のメーキャップにさまざまな隠蔽化粧品が開発されてきた.それら化粧品の進歩により白斑を目立たないようにカバーすることが可能になってきている.さらに,メーキャップにより尋常性白斑患者のQOLが上昇することが知られている.しかし,メーキャップの欠点として,汗や水刺激によりカバーがとれてしまうことが挙げられており,患者のQOLを損ねている.本稿では,カバーを長持ちさせる工夫として非アルコール性皮膜CavilonTM(3M社)を使用する方法を紹介する.

参考文献

1) Ongenae K, et al: Br J Dermatol152: 1165, 2005
2) 坪井良治, 堤橋義則:臨皮61: 79, 2007
3) Schuren J, et al: Int Wound J2: 230, 2005
4) Tanioka M, Miyachi Y: Arch Dermatol, in press
5) Tanioka M, Miyachi Y: Euro J Dermatol, in press

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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