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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻5号

2008年04月発行

文献概要

Derm.2008

抗マラリア薬

著者: 谷川瑛子1

所属機関: 1慶應義塾大学皮膚科

ページ範囲:P.122 - P.122

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 2006年,機会あってイギリス,アメリカで臨床の現場を体験することができた.そこで目のあたりにしたのは,抗マラリア薬の膠原病症状への有効性である.

 ロンドン大学St Thomas’ Hospital, Lupus research unitの外来では,毎日約50~60名の患者が受診する.膠原病,なかでもSLE患者に対する治療に注目してみた.以前からSLEの全身または皮膚症状に抗マラリア薬(クロロキンまたはハイドロキシクロロキン)が有効であることは世界的によく知られていた事実であるが,実際どの程度有効であるかについて,薬剤を投与したことのない私には正直全くわからなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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