icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻8号

2008年07月発行

文献概要

印象記

第107回日本皮膚科学会総会 印象記

著者: 師井洋一12

所属機関: 1第108回日本皮膚科学会総会事務局 2九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野

ページ範囲:P.594 - P.596

文献購入ページに移動
 平成20年春,第107回日本皮膚科学会総会は再び,国立京都国際会館で開催された.昨年までのDermatology Weekは発展的に解消され,久々に総会単独での開催となった.新潟大学 伊藤雅章教授会頭の意向でさまざまな新企画が取り込まれ,また天候にも恵まれた総会になった.

 初日は,伊藤会頭のご挨拶の後,新潟大学 五十嵐道弘教授の特別講演で幕を開けた.細胞内輸送機関についての興味深いお話を堪能した.続いて,福島医大 金子史男名誉教授による「ここまでわかったベーチェット病」の講演を拝聴した.金子先生のライフワークであるベーチェット病について,最近のトピックスを交えながら,長年の研究の成果を発表された.われわれも臨床の場で治療に難渋するケースも多く,初期であれば抗生物質が有効であるなど,明日からの診療にも役立つお話であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?