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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科62巻9号

2008年08月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・12

Q考えられる疾患は何か?

著者: 高橋健造1

所属機関: 1京都大学皮膚科

ページ範囲:P.605 - P.606

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症例

患 者:1歳9か月の女児

家族歴:母親にアトピー性皮膚炎あり.血族婚ではない.

現病歴:出生前検診では異常は指摘されていない.2,440グラム,35週の早産にて出生.出生直後より全身の角質の肥厚と剝離と紅斑を認め(図1),体重増加不良・低体温・電解質異常などの成長障害を認め,NICU 管理となる.

現 症:1歳9か月時の女児(図2).コロジオン児として出生するが,成長とともに角化性紅斑は軽快し,顕著な紅斑は顔面や間擦部に限局するのみとなる.しかし頭髪が伸びず,切れ毛となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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