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症例報告
著者: 平野郁代1 八田尚人1
所属機関: 1富山県立中央病院皮膚科
ページ範囲:P.62 - P.64
文献購入ページに移動要約 73歳,女性.2か月前から右頰に虫刺様の丘疹が生じた.病理組織では真皮内に好中球,組織球よりなる膿瘍の像を認めた.一般細菌培養は陰性であった.抗酸菌培養で10日以内に白色のコロニーを形成し,DNAハイブリダイゼーション法でMycobacterium chelonae と同定した.全切除後も再発したが,レボフロキサシン,クラリスロマイシン内服により治癒した.
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