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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻1号

2009年01月発行

文献概要

症例報告

経過中に急激な血小板減少を認めた帯状疱疹の1例

著者: 馬渕恵理子1 木村志織1 佐野ほづみ1 池上隆太1

所属機関: 1大阪厚生年金病院皮膚科

ページ範囲:P.65 - P.67

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要約 88歳,女性.帯状疱疹の診断で当科に入院した.入院時の検査(第7病日)で血小板数は6.0×104/μlと低値で,入院3日目には0.8×104/μlとさらに低下した.血小板関連IgGを認め,抗水痘・帯状疱疹ウイルスIgG抗体も著明に上昇していた.血小板減少に対しては血小板輸血を施行し,血小板数は正常化し,以後再発は認めていない.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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