icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻10号

2009年09月発行

文献概要

症例報告

指圧により生じたコレステロール結晶塞栓症の1例

著者: 本田由美1 高橋正人1

所属機関: 1高知県立幡多けんみん病院皮膚科

ページ範囲:P.759 - P.761

文献購入ページに移動
要約 57歳,男性.指圧を行った直後に左足の痛みを自覚し,数時間後に左第4,5趾の紫紅色斑,左足底の網目状の紫紅色斑が出現した.左第5趾の紫紅色斑を生検し,病理組織で針状のコレステロール裂隙を含む塞栓像を認めた.コレステロール結晶塞栓症と診断し,安静とプロスタンディン®静脈注射を行った.徐々に足の皮疹と痛みは軽快した.

参考文献

1) 金原拓郎, 他: 皮膚臨床 40: 667, 1998
2) 湧川基史, 他: 皮膚臨床 40: 663, 1998
3) 落合豊子, 他: 臨皮 60: 98, 2006
4) 栗原みどり, 他: 臨皮 57: 9, 2003
5) 大西泰彦, 他: 皮膚臨床 42: 1552, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?