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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻12号

2009年11月発行

文献概要

症例報告

強皮症様症状を呈し,突然死した全身性アミロイドーシスの1例

著者: 梅垣知子1 長澤智彦1 大畑千佳1 中村敏明1 片山一朗1 西本憲弘2 光定伸浩3

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科内科系臨床医学専攻情報統合医学講座皮膚科学教室 2大阪大学大学院生命機能研究科・免疫制御学講座 3大阪大学大学院医学系研究科・分子制御内科学

ページ範囲:P.940 - P.944

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要約 74歳,男性.1998年,68歳頃から足底の角化性紅斑あり.その後発熱を繰り返し,次第に皮膚の硬化が進行したため,強皮症を疑われ内科にてステロイド内服加療を受けていた.精査目的に2004年6月当科紹介され,巨大舌を認め,口唇の生検組織にてコンゴーレッド陽性で過マンガン酸処理にて退色しない無構造な沈着物を証明した.免疫電気泳導でλ型M蛋白を認め,ALアミロイドーシスと診断した.経過中突然心停止きたし,一時心拍再開するも,心機能の回復なく2週間後に永眠した.

参考文献

1) Ahmed I, et al: J Am Acad Dermatol 42: 339, 2000
2) Mihara M, et al: J Rheumatol 31: 1132, 2004
3) Ogano M, et al: J Nippon Med Sch 72: 285, 2005
4) Dubrey SW, et al: Am Heart J 143: 994, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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