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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻13号

2009年12月発行

文献概要

症例報告

口唇に生じた放線菌症の1例―口腔内膿瘍から分離される放線菌属とその薬剤感受性

著者: 佐藤ミカ1 荒田次郎1

所属機関: 1洋友会中島病院

ページ範囲:P.1033 - P.1036

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要約 17歳,女性.右下口唇の口角部に,表面平滑でなだらかに隆起し,触診によりはじめて小結節とわかる小豆大の囊腫状病変を認めた.軽度の痛みを伴っていた.局麻下にてパンチで孔を開けたところ,漿液性膿汁とケシ粒大の硬い顆粒を認めた.病理組織のグラム染色で,顆粒内にグラム陽性の放線菌を多数認め,放線菌症と診断した.膿瘍を郭清した後,セフジニルとトシル酸スルタミシリンの抗生剤内服にて,約1か月で治癒した.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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