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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻4号

2009年04月発行

連載 Clinical Exercise・20

Q考えられる疾患は何か?

著者: 木花いづみ1

所属機関: 1平塚市民病院皮膚科

ページ範囲:P.269 - P.270

文献概要

症例

患 者:17歳,女性

主 訴:四肢の出没する皮疹

既往歴:初診の4か月前,肺炎の疑いで抗生剤投与を受けた.

家族歴:特記すべきことなし.

現病歴:2000年11月下旬より38℃台の発熱,咳嗽,血痰,関節痛が出現した.近医を受診し,著明な貧血と胸部異常陰影を指摘され,12月1日当院内科に入院した.数か月前から出没していた皮疹について,当科を受診した.

現 症:四肢に多数の浸潤を触れる軽度掻痒を伴う紅斑と一部C字型を呈する爪甲大までの紫斑を認めた.顔面,手指,手背,肘頭,臀部には小豆大までの丘疹が散在していた.紫斑,紅斑は数日で自然消退するものもあったが,丘疹は数週間持続するものもあり,皮疹は多彩であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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