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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻5号

2009年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2009 Clinical Dermatology 2009 4. 皮膚疾患治療のポイント

進行癌に対するモーズ軟膏療法

著者: 吉野公二1

所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院皮膚科

ページ範囲:P.121 - P.124

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要約 皮膚原発の悪性腫瘍や他臓器の転移性皮膚腫瘍などから出血し,止血が困難または出血が頻繁な症例や,さまざまな理由により手術が不可能な症例に対して,近年,モーズ軟膏を使用した症例の報告がなされ,当科でも良好な成績を得ており,患者の満足度も高い.軟膏の成分は国内で入手しやすく,軟膏を使用するという皮膚科の基本手技で悪性腫瘍の処置が可能であるため,ぜひ習得したい方法であり,その作用や使用法,効果について述べる.さらにモーズ軟膏が必要となる腫瘍には悪臭を伴うことが多いため,消臭効果のあるメトロニダゾール軟膏についても簡単に記す.

参考文献

1) Mohs FE: Arch Surg42: 279, 1941

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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