icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科63巻5号

2009年04月発行

特集 最近のトピックス2009 Clinical Dermatology 2009

5. 皮膚科医のための臨床トピックス

職業性皮膚疾患NAVI

著者: 織茂弘志1 戸倉新樹2

所属機関: 1労働者健康福祉機構九州労災病院皮膚科 2産業医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.131 - P.134

文献概要

要約 「職業性皮膚疾患NAVI(http://hifunavi.umin.jp/)」が2007(平成19)年10月,インターネット上に公開された.「職業性皮膚疾患NAVI」は,会員へユーザー名とパスワードを配付し,会員の匿名性を確保したうえで,産業化学物質による職業性皮膚疾患発生時に,事例報告入力フォーマットへ報告するシステムである.気軽に接触皮膚炎などの職業性皮膚疾患の原因と考えられる物質を登録し,情報共有することを意図して立ち上げた.日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会会員,日本臨床皮膚科医会会員を中心に,化学物質による皮膚疾患を診る機会の多い会員が現在5,000名以上登録されており,今後,信頼性の高い情報発信源になっていくと思われる.

参考文献

1) 早川律子, 杉浦真理子:最新皮膚科学体系, 16巻. 中山書店, p370, 2003
2) 戸倉新樹:アレルギーの臨27: 924, 2007
3) 磯田英華, 戸倉新樹:日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎会誌1: 174, 2007
4) 村上朋絵, 他:産業医大誌29: 303, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら