icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科64巻1号

2010年01月発行

症例報告

臭素疹の1例

著者: 洞口由香1 吉田亜希1 赤坂俊英1

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.25 - P.27

文献概要

要約 10か月,女児.難治性てんかんで治療中であったが,痙攣のコントロールが不良であり,臭化カリウムの内服が追加された.開始後24日目から下肢,顔面に紅色の丘疹および結節が出現した.血中臭化物濃度は120mg/dlと高値を示し,臭素疹と診断した.臭化ナトリウムの内服を中止としたところ,4週間後には色素沈着を残して消退した.

参考文献

1) 藤野裕美, 他: 日小皮会誌 23: 51, 2004
2) 亀井 淳, 他: てんかん研 23: 137, 2005
3) Kleeberg K: Bd 4/II, Springer, Berlin, p256, 1933
4) 鍋谷まこと, 他: 臨床脳波 49: 387, 2007
5) Kimberly LW: J Invest Dermatol 2: 331, 1939
6) Kimmig J: Hautarzt 2: 78 ,1951
7) Robert W, et al: Am J Med Sci 302: 145, 1991
8) Hubner K, et al: Arch Derm Res 257: 109, 1976
9) 保科大地, 他: 臨皮 62: 147, 2008
10) 脇坂ちひろ, 他: 日皮会誌 112: 393, 2002
11) 奥村睦子, 他: 臨皮 33: 229, 1979

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら