症 例
患 者:77歳,男性
主 訴:全身の結節
既往歴:66歳,胃癌全摘時に輸血.76歳,脳梗塞,同時期の精査で肝腫瘍を指摘された.
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:初診の1年くらい前から,全身に自覚症状のない結節が出現してきた.肝腫瘍の精査加療のため入院中に,皮疹の精査目的にて紹介受診となった.
現 症:顔面を含む全身に小指頭大までの弾性軟ないし石様梗の皮内結節が多発し,一部で融合している(図1,2).結節の表面皮膚は常色ないし淡紅色で,萎縮などの表皮変化は伴わない.
雑誌目次
臨床皮膚科64巻2号
2010年02月発行
雑誌目次
連載 Clinical Exercise・30
Q考えられる疾患は何か?
著者: 樋口哲也
ページ範囲:P.99 - P.100
原著
関節リウマチを合併した尋常性乾癬の1例―関節症性乾癬との比較検討を含めて
著者: 井川哲子 , 橋本喜夫 , 水元俊裕 , 八島英基 , 高橋英俊 , 飯塚一
ページ範囲:P.102 - P.108
要約 70歳,男性.1977年頃から関節リウマチ(RA)として近医整形外科で加療中,1996年頃から四肢を中心に落屑を伴う紅斑性局面が出現し,全身に拡大してきた.2006年7月13日,旭川厚生病院皮膚科を受診時,全身の皮疹に加えて足趾の爪の著明な角質増生と粗糙化を認め,関節症性乾癬(PsA)を疑った.しかし,関節症状が先行した経過,X線写真上の両手根骨の強直,右手指MP関節の尺側偏位というRAとして典型的所見およびリウマトイド因子(RF)576.7IU/ml,MMP3 127ng/ml,抗cyclic citrullinated peptide(CCP)抗体 >100U/mlと,すべてが強陽性のため,RAと尋常性乾癬の合併と診断した.自験例を含め,旭川厚生病院および旭川医科大学皮膚科において経験したPsAとRAを合併した尋常性乾癬について臨床経過,RF,抗CCP抗体などの検査所見について比較検討を行った.
症例報告
単純疱疹ウイルスと水痘・帯状疱疹ウイルスの関与が示唆された多形紅斑の1例
著者: 堀江千穂 , 平原和久 , 浅野祐介 , 狩野葉子 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.109 - P.112
要約 45歳,男性.2005年から毎年,口囲に単純疱疹を繰り返していた.2008年3月,鼻口部に単純疱疹が出現し,その約2週間後から右大腿部に紅斑を発症した.近医でステロイド外用薬・抗アレルギー薬を処方されたが,皮疹は拡大した.その後,帯状疱疹の診断にて他院に入院し,アシクロビル(ACV)が投与されたが,皮疹は拡大傾向を示し,当科に転院した.初診時,右大腿部に限局して拇指爪甲大までの紫紅色斑が散在多発していた.多形紅斑(EM)と診断し,経過から単純ヘルペスウイルス(HSV)との関連を考えた.しかし,ACVの継続投与のみで,5日後,色素沈着を残し消退した.免疫組織化学的にEM病変部の汗腺に一致して水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)抗原の沈着を認めた.この所見は帯状疱疹例の所見と一致し,皮疹の分布とACV反応性を考え合せ,EMの発症にHSVのみならずVZVの関与が示唆された.
高齢者に生じ潰瘍を伴ったアナフィラクトイド紫斑の1例
著者: 米田雅子 , 落合宏司 , 清金公裕 , 森脇真一
ページ範囲:P.113 - P.116
要約 70歳,女性.既往歴に胃癌がある.2008年1月初旬左下腿に紫斑が出現し,紫斑は両下腿前面に黒色,黄色の壊死組織を伴う大小不規則な潰瘍に進展した.病理組織学的には真皮上層に血管周囲性の炎症性細胞浸潤と核破砕像を認め,蛍光抗体法にて血管壁にC3の沈着が観察されたため,本症例をアナフィラクトイド紫斑と診断した.今回の症例が重篤な壊死性皮膚潰瘍を形成したことに関して,その詳しい機序は不明であるが,患者が高齢であったこと,悪性腫瘍(胃癌)を合併していたことなどとの関連が示唆された.
ニコチン酸アミドが奏効した持久性隆起性紅斑
著者: 武井怜子 , 津田達也 , 山西清文
ページ範囲:P.117 - P.120
要約 85歳,男性.初診1か月前より背部,両手首に自覚症状を欠く浸潤性紅斑が出現.頸部,両上肢伸側,両足背にも拡大したため,当科を受診.背部からの皮膚生検で真皮上層に好中球主体の稠密な細胞浸潤と核破砕像を伴い,周囲には膠原線維の増生を認めた.以上より,持久性隆起性紅斑と診断した.高齢であり,貧血,腎機能障害の合併を考慮し,ニコチン酸アミド200mg/日の投与を行った.投与2か月後より浸潤性紅斑は徐々に消退し,8か月後には色素沈着のみとなった.
大型の多発性皮膚壊死を生じたWegener肉芽腫症の1例
著者: 藤井瑞恵 , 澁谷貴史 , 小松成綱 , 本間大 , 高橋英俊 , 山本明美 , 丸山直紀 , 飯塚一
ページ範囲:P.121 - P.124
要約 60歳,女性.発熱とともに両側内果を中心に下肢に対称性に多発する紫斑,血疱および手掌大までの大型の真皮深層から一部腱に至る皮膚壊死を生じた.眼球結膜の充血・口腔内潰瘍・膿性鼻汁・耳漏・聴力低下を伴い,C-ANCA強陽性で,上気道,肺,腎症状も認めたことから,全身型Wegener肉芽腫症と診断した.副腎皮質ステロイド,シクロホスファミドの全身投与,血漿交換による治療が有効で,皮膚潰瘍も保存的治療の組み合わせにより,拘縮を生じることなく瘢痕治癒した.
抗BP180型粘膜類天疱瘡の1例
著者: 國井隆英 , 佐々木喜教 , 高橋隼也 , 浅野雅之 , 犬山文吾 , 橋本隆
ページ範囲:P.125 - P.128
要約 52歳,女性.初診の8か月前から口のなかに血豆ができるようになってきた.徐々に治りが遅れるようになり,嚥下時痛が悪化してきたために来院した.初診時,硬口蓋に2×1cm大のびらんがあり,右肩には直径3mm大の円形のびらんを認めた.経過観察中に歯肉部に水疱が出現し,上背部から肩,上腕にかけて,脆弱な水疱が出没した.右肩の水疱部から生検した組織では表皮下水疱がみられた.蛍光抗体間接法では表皮基底膜部にIgGが陽性を示した.1M食塩水剝離ヒト皮膚を用いた蛍光抗体間接法ではIgGとIgAが表皮側に陽性を示した.免疫ブロット法ではBP180のNC16a部位とBP180のC末端部位の両方に反応を示した.粘膜疹と皮疹はプレドニゾロン20mg/日の内服で沈静化し,現在は10mg/日の内服で良好にコントロールされている.
全身性エリテマトーデスに合併したAchenbach症候群の1例
著者: 梶原一亨 , 市原麻子 , 肥後順子 , 木藤正人 , 尹浩信
ページ範囲:P.129 - P.131
要約 46歳,女性.2000年10月よりSLEにて当院加療中であった.2006年11月に左第2指に疼痛を自覚し,同部位に紫斑を認めたために当院を受診された.左第2指基節部の手背側に浸潤を伴う大豆大の紫斑を認めた.また,問診にて2004年の冬にも同様の症状を確認した.検査にてヘモグラムや血液凝固機能に著変なく,SLEの増悪も認めなかった.上記臨床経過,検査所見より,Achenbach症候群と診断した.経過観察にて皮疹は消退した.SLEに合併した本症例を記載するとともに,病因に関して若干の考察を加えて報告する.
関節リウマチに対する白血球除去療法後に生じた免疫再構築症候群の1例
著者: 五味方樹 , 浅野祐介 , 平原和久 , 水川良子 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.133 - P.136
要約 63歳,女性.難治性の関節リウマチに対し白血球除去療法(L-CAP)を施行後,関節症状は著明に軽快した.しかし治療3か月後,関節症状の再燃とともに,軀幹,上肢を中心にそう痒を伴う粟粒大の均一な小紅斑が播種状に出現した.紅斑部の病理組織像は類上皮細胞性肉芽腫であり,皮膚サルコイド反応と診断した.約2週間後,小紅斑を認めなかった左腰臀部に帯状疱疹を生じた.帯状疱疹の発症後,関節症状が増悪し,L-CAPを再度施行したところ,関節痛とともに皮膚サルコイド反応も著明に軽快した.自験例の経過は,AIDS患者にHAART療法施行後,免疫機能の回復に伴い発症してくる免疫再構築症候群(IRS)ときわめて類似していた.IRSの概念を拡大し,免疫抑制状態からの回復過程で生じる病態と考えると,自験例の一連の経過はL-CAP休止後に生じたIRSとしてとらえることができると考えた.
水疱性類天疱瘡と鑑別を要したrheumatoid neutrophilic dermatitisの1例
著者: 石川明子 , 根本いずみ , 大西誉光 , 渡辺晋一
ページ範囲:P.137 - P.140
要約 64歳,女性.悪性関節リウマチ患者.約2か月前より四肢にそう痒を伴う紅斑と水疱が出現し,近医でステロイド外用するも出現消退を繰り返している.現症は右上肢,両下腿に小豆大の紅斑,びらん,痂皮が30個ほど散在し,小豆大の緊満性水疱が3個みられた.水疱部の生検では,真皮浅層に核破砕を伴う稠密な好中球浸潤を認めたが,血管炎はなかった.真皮浮腫による表皮下水疱形成と考えた.ステロイド外用療法で軽快した.
頭部に生じた増殖性外毛根鞘性腫瘍の1例
著者: 西山有希子 , 水嶋淳一 , 永井國雄 , 小宮根真弓 , 金子健彦
ページ範囲:P.141 - P.144
要約 72歳,女性.15年前から徐々に増大する前頭部の皮下結節を主訴に当科を受診した.初診時,35×35×20mmの皮表はやや紅色調で外方に突出した弾性硬の腫瘤を認めた.病理組織学的には,外毛根鞘性角化を呈し,線維性被膜に囲まれた多房性の囊腫様構造を認め,増殖性外毛根鞘性腫瘍と診断した.PCNAおよびKi-67染色では,両者とも腫瘍胞巣の最も外側で陽性細胞を認めた.抗サイトケラチン抗体染色でK8,K19はともに腫瘍壁に陰性であったが,K16,K17は外毛根鞘性角化を呈する部分に陽性であった.これらより腫瘍の増殖活性と角化傾向の特徴を示唆する所見と考えた.
Cystic sebaceomaの1例
著者: 洞口由香 , 小野寺英恵 , 森康樹 , 赤坂俊英
ページ範囲:P.146 - P.148
要約 60歳,女性.数年前から右外眼角部に黄色の小結節が出現した.切除生検で脂腺小葉の脂腺導管構造に類似した囊腫様構造を伴う脂腺腫の像を呈し,cystic sebaceomaと診断した.自験例と過去の報告例の比較から,脂腺腫の囊腫様構造の発症機序は,脂腺小葉の①成熟脂腺細胞集塊の中心に囊腫が形成されたもの,②基底細胞様細胞集塊に皮脂が貯留したもの,③脂腺導管に皮脂が貯留したもの,の3種類が考えられた.切除後再発はない.
再発時にKi-67発現率が増加した陰囊基底細胞癌の1例
著者: 山﨑亜矢子 , 足立孝司 , 塩見達志 , 吉田雄一 , 山元修 , 瀬島健裕 , 陶山淑子 , 中山敏
ページ範囲:P.149 - P.151
要約 53歳,男性.6年前より右陰囊部にびらんが出現し,放置していたところ徐々に拡大した.3年前当院皮膚科を紹介受診し,基底細胞癌と診断して切除・植皮術を行ったが,一部に腫瘍の残存が疑われた.本人の了承が得られなかったため,追加切除は施行せずに定期的に経過観察を行っていたが,3か月前より右鼠径部に皮下硬結が出現した.再発と診断し,切除および前外側大腿皮弁による再建を行った.初発時と再発時の摘出標本を比較すると異型性の程度が強くなると同時に,Ki-67陽性細胞が増加していた.
Triple extramammary Paget's diseaseの1例
著者: 吉田益喜 , 市橋淳子 , 成田智彦 , 川原繁 , 川田暁
ページ範囲:P.153 - P.156
要約 76歳,男性.2年前から左腋窩部に紅斑あり,近医で生検した結果,Paget病であった.治療目的で当科を受診した.Mapping biopsy時に右腋窩部,外陰部にも皮疹があり,生検の結果,外陰部,両側腋窩に生じたtriple extramammary Paget's disease(TEMPD)であった.TEMPDは外陰部病変を主訴に受診する例が多く,腋窩部病変を主訴に受診する例は稀である.
腫瘍随伴性血栓性血小板減少性紫斑病を合併した乳房外Paget病の1例
著者: 澁谷貴史 , 藤井瑞恵 , 上原治朗 , 高橋一朗 , 伊藤康裕 , 山本明美 , 飯塚一
ページ範囲:P.157 - P.160
要約 70歳,男性.2003年9月,乳房外Paget病(pT2N0M0 Stage II)の診断で拡大切除術を施行した.2007年2月に左鼠径リンパ節転移を認め,左鼠径・骨盤内リンパ節郭清術を行った.その後も両側鼠径リンパ節転移,それによるパンツ型皮膚浸潤や多発性骨転移が出現し,2008年5月再入院した.入院後,著明な進行性の貧血と軽度の血小板減少,動揺性意識障害,腎障害,発熱を認め,TTPと診断した.ADAMTS13活性は69%と軽度に低下していたが,特異抗体は出現していなかった.腫瘍随伴性TTPは乳房外Paget病の稀な合併症と考えられるが,急速な貧血と血小板減少が現れた場合は,念頭に置くべき病態と思われる.
小児の陰茎亀頭に生じた悪性黒色腫の1例
著者: 藤川大基 , 竹之内辰也 , 斉藤俊弘 , 小松原秀一
ページ範囲:P.161 - P.164
要約 15歳,男児.出生時より陰茎亀頭に色素斑を認めていた.数年前より同部の結節状隆起を自覚し,15mm大の有茎性黒色腫瘍となった.切除生検で結節型悪性黒色腫と診断し,陰茎部分切断術を施行した.両側鼠径センチネルリンパ節生検を行い,微小転移を認めたため,両側鼠径を郭清した(pT4bN2aM0,stage IIIB).組織学的に母斑細胞は残存していなかったが,先天性の小型色素細胞母斑を母地として悪性黒色腫が発生したものと推測した.陰茎亀頭原発の悪性黒色腫は非常に稀であり,しかもその小児期発生は本邦では過去に報告例がない.
表在性平滑筋肉腫の1例
著者: 相馬孝光 , 竹内常道 , 中川秀己
ページ範囲:P.165 - P.168
要約 85歳,女性.初診3か月前より右頰部に易出血性腫瘤が出現し,徐々に増大してきたため受診した.初診時,右頰部に径10×9mm大の血痂を伴う腫瘤を認め,表面は潰瘍・壊死を伴っていた.病理組織像では,真皮全層にわたり紡錘形細胞が密に増殖し,核は異型性や大小不同が目立ち,核分裂像も認められた.免疫組織染色で抗α-SMA抗体陽性であり,表在性平滑筋肉腫と診断した.病型が皮膚型であったこと,高齢であることおよび家族が希望しなかったことより,拡大切除は行わなかった.術後8か月を経過した現在まで再発・転移を認めない.
長期間を経過し広範囲に及んだクロモミコーシスの1例
著者: 高野藍子 , 日野頼真 , 佐藤一郎 , 堀内義仁 , 池澤善郎
ページ範囲:P.169 - P.172
要約 82歳,女性.約50年前より,左前腕に自覚症状のない,痂皮を伴う紅斑が出現し徐々に拡大.冬季に増悪し夏季に若干改善する傾向が認められた.皮膚生検では真皮内にsclerotic cellを多数認めた.痂皮の培養より
ヨコヅナサシガメによる刺咬症の2例
著者: 小林憲 , 竹下みずほ , 尾立冬樹 , 石崎純子 , 美田敏宏
ページ範囲:P.173 - P.177
要約 症例1:33歳,男性.植木職人.仕事中に左手を虫に刺された.症例2:5歳,男児.自宅前の木で見つけた虫を手で捕まえようとしたところ,右第2指を刺された.いずれも立川市内で発生.症例1は受傷から1時間30分後に受診し,2つの刺し口を有し,発赤,腫脹を伴う有痛性硬結を認めた.症例2は受傷30分以内で受診し,刺し口と周囲の紫斑のみであった.いずれの症例も持参した虫はヨコヅナサシガメと同定された.ヨコヅナサシガメは,1928年九州で初めて確認されたインドから中国原産の帰化昆虫で,1990年以降生息域を急速に拡大し,近年関東での生息も確認されている.不用意な接触で口吻に刺され,受傷直後より強い疼痛が生じ,1時間ほどの経過で有痛性硬結と周囲の発赤腫脹を呈する.今回が関東での初めての報告例である.生息域の拡大に伴い,サシガメ刺咬症の症例が増加すると予想される.
書評
―編:宮崎 仁,尾藤誠司,大生定義―白衣のポケットの中―医師のプロフェッショナリズムを考える フリーアクセス
著者: 岩﨑榮
ページ範囲:P.178 - P.178
本書は「医師のプロフェッショナリズムを考える」として,医師という職業(プロフェッション)のあり方を問い掛けながら,プロフェッショナリズムは日常診療の中にあることを気付かせる.なぜ自分は医師を続けているのかを自らの問いに答える形で,「医師というプロフェッション」とは何かを明らかにする.それは実証的ともいえる探求に基づいた実に印象深い実践の書となっている.編者の一人尾藤氏は「教条的なことを書いた本ではない」と.「国民は,立派な教条ではなく,医療専門職の意識と行動の変化を求めているのだ」という.本書を手にしたとき正直言って,『白衣のポケットの中』という表題に,“それって何なの?”と思ったのも事実である.かつて医学概論の論者であり医学教育者でもあった中川米造さんとの白衣論議で,必ずしも白衣に対しては良い思い出がないからでもある.その中川さんは,「古典的にはプロフェッションとよばれる職業は,医師と法律家と聖職者の三つだけであったが,いずれも中身がわからない職業であるうえに,質の悪いサービスを受けると重大な結果を招くおそれのあるものである.」といっている.とかくプロフェッショナリズムという言葉からはヒポクラテスにまでさかのぼる医療倫理という堅苦しさをイメージさせたからでもある.だがそのような読み物となっていないところに本書の特徴がある.読者をして,日常診療の場で身近に起こり得る現実の問題に直面させながら問題解決をしていくプロセスの中で,プロフェッショナリズムを考えさせていくという巧みな執筆手法(むしろ編集といったほうが良いのかもしれない)がとられている.決して難しくもなく,そんなに易しくもなくプロフェッショナリズムが論じられている.
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あとがき フリーアクセス
著者: 塩原哲夫
ページ範囲:P.182 - P.182
短く歯切れの良い文章を書くことは難しい.自分の考えていることを正確に伝えようとすると,どうしても文章は長くなりがちになる.その点で,いつ読んでも感心させられるのは,司馬遼太郎氏の文章である.彼の作家活動のピークであった1960~1970年代は,難解で反体制的な言論がもてはやされた時代であった.そんな中にあって,彼の書く文章の明快さ,人物の志の高さに高校時代の私はどれほど惹かれたことか.昨年末,テレビで放映された「坂の上の雲」はその時代の代表作である.今更ながら,よくぞあの時代にこの小説を書いてくれたと感謝するばかりである.この小説の主人公の一人である海軍参謀秋山真之は名文家として遍く知られているが,その最高傑作は日露戦争終結時に東郷平八郎長官により読まれた「連合艦隊解散ノ辞」である.なかでも,“古人曰く,勝って兜の緒を締めよ,と…”で終わる結びの見事さは筆舌に尽くし難い.この結びにより,“解散ノ辞”全体が引き締まり,いわく言い難い余韻を残すことになった.
それに引きかえ,(私を含め)現代人の書く文章は何と冗長なことか.それは昨今の流行歌の歌詞の長さを見ても明らかである.しかも題材の多くが恋愛であり,二人称である.自然の美しさや,郷土愛を題材とした歌と比べ,何と矮小化したことか.“日常の忙しさ”ゆえにそうなったとしたら,それは感性の面での退化ではあるまいか.文章日本語は明治初期,第二次大戦後と二度にわたり,外来思想の洗礼を受けた.その都度,先達は外国の思想を巧みに取り入れ,それを日本語化することにより文章日本語の表現力を豊かにしてきた.ベースボールは野球と訳されたことにより,異なった進化を遂げることになった.昨年のWBC(World Baseball Classic)は,その日本野球がアメリカのベースボールを破ったという点で,実に象徴的な出来事であった.
基本情報
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39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
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37巻6号(1983年6月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
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36巻9号(1982年9月発行)
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35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
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34巻3号(1980年3月発行)
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34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
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33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
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32巻9号(1978年9月発行)
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32巻7号(1978年7月発行)
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31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
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31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
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29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
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28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)