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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科65巻1号

2011年01月発行

文献概要

症例報告

インドメタシン外用が奏効した好酸球性膿疱性毛包炎の1例

著者: 梁川志保1 前田文彦1 赤坂俊英1 前田正彦2

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室 2前田皮膚科医院

ページ範囲:P.13 - P.16

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要約 31歳,女性.当院初診約1か月半前より,右こめかみ部および左頰部に紅色皮疹を認めた.臨床像と組織所見から好酸球性膿疱性毛包炎と診断し,インドメタシン外用のみで治療した.外用開始後17日目には皮疹はほぼ消退し,31日目には寛解した.副作用が少ないインドメタシン外用治療は,本邦に多い古典型の好酸球性膿疱性毛包炎の治療にまず試みる治療と考えた.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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