症例
患 者:30歳,女性
主 訴:顔面,軀幹,上肢の皮疹
既往歴:1年半前,市販の外用薬により,胸部に皮疹を認めたが,ステロイド軟膏により約10日間で消退した.小児期よりしばしば扁桃炎を繰り返していた.
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:初診の2週間程前から咽頭痛があり,総合感冒薬を2日間内服し軽快した.その後,初診の1週間前に子供の手に湿疹を認めたため,市販薬を外用し添い寝した.その翌日より,上眼瞼,頸部に紅斑が出現したため,近医皮膚科を受診し,ステロイドと非ステロイド薬の混合薬の外用を処方されたが,悪化したため受診した.
現 症:40℃の発熱に加え,顔面,両上肢,軀幹にびまん性潮紅がみられ,顔面,上肢では紅斑上に粟粒大の膿疱が多発していた.
雑誌目次
臨床皮膚科65巻2号
2011年02月発行
雑誌目次
連載 Clinical Exercise・42
Q考えられる疾患は何か?
著者: 塩原哲夫
ページ範囲:P.103 - P.104
原著
ソラフェニブによる多形紅斑型薬疹の3例―本邦報告例における手足症候群との比較
著者: 牛込悠紀子 , 満山陽子 , 平原和久 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.106 - P.110
要約 症例1:79歳,女性.腎細胞癌に対しソラフェニブ投与開始12日目に発熱,全身の多形紅斑,口唇びらんを認めた.内服を自己中断し当科を受診した.Stevens-Johnson症候群(SJS)を疑ったが補液のみにて軽快した.症例2:67歳,男性.肝細胞癌に対し内服9日目に,発熱と軀幹・四肢に多形紅斑を認めた.薬剤中止とステロイド外用で軽快した.症例3:74歳,男性.肝細胞癌に対し内服8日目に発熱,口唇びらん,軀幹・四肢の多形紅斑を認めた.薬剤中止および補液とステロイド外用で軽快した.ソラフェニブの皮膚障害は手足症候群の頻度が高いが,ほとんどは薬剤の内服継続もしくは減量で軽快する.一方,自験例はいずれもSJSへの移行が危惧された多形紅斑型であったが,ステロイドの全身投与は行わず軽快した.ソラフェニブによる多形紅斑型薬疹ではステロイドの全身投与が行われる場合が多いが,全身投与を行わずに軽快する症例もある.
運動神経障害を合併した帯状疱疹7例における臨床経過,治療および予後について
著者: 福本毅 , 足立厚子 , 上野充彦 , 西谷奈生 , 藤原規広 , 佐々木祥人 , 吉田司 , 小川豊
ページ範囲:P.112 - P.119
要約 2004年2月から2007年4月の当院での運動神経障害を伴った帯状疱疹男性6例,女性1例につき検討した.27~85歳,平均67.8歳.基礎疾患は悪性腫瘍が4例,高脂血症,糖尿病が各々2例,高血圧,喘息,脳動脈瘤が各々1例.部位は顔面領域が3例,上下肢領域が4例(上肢3例,下肢1例).運動神経障害の予後に対する,罹患部位,抗ウイルス薬の開始時期,ステロイド全身投与の影響を検討した.顔面領域帯状疱疹に比し上下肢領域病変例では発症後の抗ウイルス薬投与開始が遅い症例が多く,一方,ステロイド全身投与を併用している症例が少なかった.上下肢領域例の運動神経障害は顔面領域例に比し難治の傾向があった.上記の治療法の差異が関与している可能性が考えられる.可及的早期の抗ウイルス薬投与が最も運動神経障害の予後を良くすると考えられた.しかし,ステロイド全身投与の有用性については今回の7例の検討では不明であった.
症例報告
エアバックによる熱傷の1例
著者: 矢田康子 , 曽我部陽子
ページ範囲:P.120 - P.122
要約 37歳,女性.軽自動車を運転中に乗用車と正面衝突し,エアバッグが作動した.シートベルトは着用していた.両手背に疼痛を伴う胡桃大までの紅斑,水疱があり,皺の部分では健常皮膚が残存していた.抗生剤含有軟膏外用などの加療で瘢痕を残さず治癒した.エアバッグによる熱傷の機序にはthermal burn,chemical burn,friction burnの3つが考えられており,自験例は主としてthermal burnと考えた.エアバッグによる熱傷は軽症だが,エアバッグの普及に伴い今後増加する可能性があり,国や企業がドライバーなどに啓蒙する必要がある.
遠心性環状紅斑(表在型)の1例
著者: 浜野真紀 , 中島広子 , 玉木毅
ページ範囲:P.123 - P.126
要約 28歳,女性.初診1か月前から両下肢に掻痒を伴う紅色の小丘疹が出現した.徐々に増数し環状の局面を呈してきたため受診した.初診時,両大腿から下腿にコイン大から小児頭大までの不整形環状紅斑を多数認め,その辺縁には米粒大前後の紅色丘疹が集簇,融合していた.皮膚病理組織では表皮は軽度肥厚し,一部の表皮細胞間にspongiosisを認めた.真皮上層では小血管周囲にリンパ球主体の細胞浸潤がみられたが,表皮内および真皮内の汗管周囲のリンパ球浸潤は明確ではなく,遠心性環状紅斑の表在型と考えた.近い概念として遠心性丘疹性紅斑があるが,これらは多分に重複する疾患であると考えられる.
ソラフェニブによる多形紅斑型薬疹の1例
著者: 松本玲子 , 松村由美 , 宮地良樹
ページ範囲:P.127 - P.130
要約 78歳,男性.転移性腎細胞癌に対しソラフェニブ400mg/日の内服を開始した.開始7日目に足に紅斑,小水疱,疼痛を認め手足症候群と診断されステロイド外用を開始した.しかし皮疹はさらに増悪し続け,14日目には全身に広がり,微熱および粘膜疹も伴った.皮疹はターゲット様紅斑であり,病理組織像にて表皮基底部の空胞変性,軽度のリンパ球浸潤,異常角化細胞を認め,真皮浅層でリンパ球,好酸球浸潤を認めた.以上よりソラフェニブによる汎発性多形紅斑型薬疹と診断,同剤を中止しステロイド20mg/日の内服を開始した.以後皮疹は改善傾向となり,ステロイドも漸減し治療10日目にはすべての皮疹が改善した.ソラフェニブによる多形紅斑の報告は少なく,今回その稀な1例を経験したため,類似症例との比較検討を加えて報告する.
Digitate parapsoriasisの1例
著者: 山田陽子 , 日野亮介 , 澤田雄宇 , 島内隆寿 , 中村元信 , 戸倉新樹
ページ範囲:P.131 - P.134
要約 80歳,男性.1991年より体幹・四肢に掻痒のない紅斑が出現した.近医で治療を受けるが軽快しないため,2006年に当科を受診した.皮疹は線状もしくは楕円形で,皮膚割線の長軸に一致していた.皮膚病理組織学的所見では真皮層のリンパ球浸潤が一部密にみられ,表皮内にも浸潤していた.免疫染色ではCD3陽性T細胞が浸潤しており,CD8に比べCD4陽性細胞優位であった.特徴的な臨床像,病理組織所見からdigitate parapsoriasisと診断した.ナローバンドUVB療法を行ったところ皮疹は改善し,色素沈着を残すのみとなった.しかし照射回数を減らしたところ,2009年になって浸潤性紅斑が再燃した.末梢血単核球フローサイトメトリー解析においては,治療前はTh2細胞優位であったが,皮疹の改善とともにTh2細胞が減少した.
下肢の皮下結節と神経症状で発症したサルコイドーシスの1例
著者: 清水純子 , 澁谷倫子 , 竹内綾乃 , 長谷川尚 , 近藤大介 , 保坂聖子 , 橋立英樹 , 伊藤雅章
ページ範囲:P.135 - P.139
要約 71歳,女性.初診2か月前に両下腿に結節が出現し,その後,両下腿のしびれが出現した.皮疹は両下腿の圧痛,血管拡張を伴った多発性の皮下結節であり,リベドは認めなかった.臨床症状から皮膚型結節性多発動脈炎を疑ったが,皮膚生検で,血管周囲に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めた.血液検査でリゾチーム,アンギオテンシン変換酵素が上昇していた.眼科的にぶどう膜炎,隅角結節,塊状硝子体混濁,網膜血管周囲炎を認めた.神経学的に多発性単神経炎を認めた.以上の所見から,サルコイドーシスと診断した.プレドニゾロン40mg/日の内服により眼所見,神経症状,皮疹は速やかに改善した.多発性の皮下結節を認め,神経症状を伴っているときにはサルコイドーシスも考え検査を進める必要があると考える.
手指後爪郭部に生じた基底細胞癌の1例
著者: 芝容平 , 浅野千賀 , 阿部浩之 , 青木繁 , 藤本典宏 , 小林孝志 , 多島新吾
ページ範囲:P.141 - P.144
要約 76歳,男性.約20年前から特に誘因なく左拇指後爪郭部に皮疹が出現し,最近皮疹の拡大傾向を認めたため当科を受診した.初診時,左拇指後爪郭部にやや境界不明瞭な角化性紅斑を認め,辺縁部には黒色の痂皮を伴っていた.臨床的にBowen病や基底細胞癌を疑い皮膚生検を施行し,基底細胞癌と診断した.局所麻酔下に全摘し皮弁形成術および植皮術を施行した.爪を含めた切除標本の病理組織学的所見として,腫瘍胞巣が爪下に這うように分布している像が得られた.基底細胞癌は毛包系由来の腫瘍と考えられているが,本症例は毛包が存在しない部位から発生しており,その由来は汗器官や爪などであるという可能性も考えられる.術後1年経過した現在再発はない.
瘢痕化扁平型基底細胞癌の1例
著者: 岩渕千雅子 , 荻原護久 , 大橋則夫 , 関東裕美 , 伊藤正俊 , 林健 , 石河晃
ページ範囲:P.145 - P.148
要約 79歳,男性.5年前から鼻根部に淡褐色斑が出現した.自覚症状はなく,数年で周辺に向かい徐々に拡大した.初診時,鼻根部に菱形の萎縮性瘢痕局面と,周囲を縁取りして粟粒大の黒色丘疹とびらんを認めた.病理組織像では,病巣中央部は線維化し,辺縁部は充実型の基底細胞癌の像を示した.瘢痕化扁平型基底細胞癌と診断したが,この病型はまれで,診断されるまで数か月あるいは数年を要し,病初期には非腫瘍性疾患と誤診されやすい.臨床上,中央部が瘢痕化し,周囲に結節病巣が残り拡大する基底細胞癌の特殊な病型を認識することは,重要と考えた.
表皮向性転移性悪性黒色腫(epidermotropic metastatic malignant melanoma:EMMM)の1例
著者: 榊原江里子 , 水谷建太郎 , 渡辺大輔 , 玉田康彦 , 松本義也
ページ範囲:P.149 - P.152
要約 41歳,男性.左踵原発の悪性黒色腫(stageⅢB).原発巣切除から10か月後に左大腿部に3か所の浸潤を触れる黒色病変が出現した.そのうちの1か所は病理組織像にて表皮内に異型メラノサイトが浸潤していた.他の2か所は真皮内のみに異型メラノサイトの胞巣を認める皮膚転移像を呈していた.悪性黒色腫の皮膚転移のなかには,まれに表皮内に異型メラノサイトが浸潤することがあり,表皮向性転移性悪性黒色腫(epidermotropic metastatic malignant melanoma:EMMM)と言われている.自験例は3か所の皮膚転移病変に1か所EMMMと考えられる病変が認められた.
日光角化症の生検部位に生じた巨大な皮膚リンパ球腫の1例
著者: 田中純江 , 寺木祐一 , 伊崎誠一
ページ範囲:P.153 - P.156
要約 75歳,男性.半年前に左耳前部の紅斑局面に気づいた.生検病理検査で日光角化症と診断した.抜糸の頃より,同病変部位は急速に増大,隆起し,約3か月後には75×60mmの隆起性病変になった.再生検で真皮から皮下に濾胞構造を伴う稠密なリンパ球が浸潤,免疫組織学的にT細胞とB細胞が混在しており,皮膚リンパ球腫と診断した.アモキシシリン(サワシリン®)を内服後,病変は約1か月で平坦化した.
多発した皮膚B細胞性偽リンパ腫の1例
著者: 中村善雄 , 布袋祐子
ページ範囲:P.157 - P.160
要約 76歳,男性.初診の1か月前より上肢と軀幹の計4か所に紅色結節が出現した.自覚症状はなく,虫刺症などの既往もなかった.病理組織では表皮直下にgrenz zoneを有し,真皮内にtop heavyで稠密な細胞浸潤を認めた.浸潤細胞は小型のリンパ球を中心に組織球,形質細胞,好酸球からなり多彩であった.また真皮下層では濾胞様構造もみられた.免疫染色ではCD20,CD79aなどのB細胞マーカーが濾胞内部に強く,CD3,CD4などのT細胞マーカーは濾胞周囲を中心に陽性を示した.IgH鎖の遺伝子再構成は認められず,皮膚B細胞性偽リンパ腫と診断した.皮膚B細胞性偽リンパ腫はしばしば皮膚原発B細胞性リンパ腫との鑑別が困難である.自験例ではモノクローナリティーは認めなかったものの,誘因なく多発しており,皮膚原発B細胞性リンパ腫との鑑別に特に注意すべき症例と思われた.
蜂窩織炎を伴ったアカツキ病の1例
著者: 江野澤佳代 , 関東裕美 , 大橋則夫 , 伊藤正俊
ページ範囲:P.161 - P.165
要約 80歳,女性.自宅はゴミ屋敷で元来自宅からほとんど出ず通院歴もない.少なくとも最近3年以上入浴していない状態であった.2009年6月頃より両下腿の浮腫,滲出液がみられタオルを巻いて放置していた.2009年11月より歩行困難となり翌日当院に救急車搬送された.受診時,両下腿~足背に落屑を伴う黄褐色疣状角化性局面が集簇し,著明な浮腫・発赤を伴っていた.右下腿外側には小豆大までの紅色結節が集簇し手掌大の乳頭腫状局面を形成していた.右下腿外側乳頭腫状局面より生検を行った.表皮に細胞異型性はなく真皮乳頭層の毛細血管の増生と血管壁の肥厚が目立っていた.血液検査ではアルブミン低値と炎症所見があり,下肢静脈超音波検査で左膝窩静脈以下に血栓を認め,下腿浮腫と蜂窩織炎を合併したアカツキ病と診断した.抗生剤の投与と洗浄ならびに10%サリチル酸ワセリンODTで軽快した.
ヒトヒフバエ(
著者: 青木馨代 , 長村蔵人 , 渡辺秀晃 , 飯島正文 , 白倉哲郎 , 田中和生
ページ範囲:P.167 - P.171
要約 20歳,日本人男性.ボリビアで登山中に四肢を虫に刺され,3週間後に帰国した.皮疹の多くは色素沈着を残して軽快したが,左足内果の結節は残存した.その2週間後,結節は増大し疼痛を自覚するようになった.受診時,左足内果に米粒大の紅色結節が認められ,虫刺症と皮膚二次感染の合併あるいは炎症性粉瘤を考え,フロモックス®の内服とリンデロン®VG軟膏の外用を行ったが軽快しなかった.初診から11日後,結節は大豆大に増大し,中央に小孔がみられた.小孔内に白色の物体が観察され,15mm大の虫体が摘出された.右下腿屈側にも胡桃大の紅色結節がみられたため,結節を切除したところ下床に同様の虫体を発見し摘出した.後日,虫体はともにヒトヒフバエ(
四肢遠位部に紫斑を呈した成人のヒトパルボウイルスB19感染症
著者: 池田浩之 , 籏持淳 , 石川里子 , 石黒恵美子 , 塚原掌子 , 五月女聡浩 , 濱崎洋一郎 , 山﨑雙次
ページ範囲:P.173 - P.175
要約 26歳,男性.初診の5日前より四肢遠位部に小紅斑が多発し,その後38.7℃の発熱をみた.初診時,体幹に米粒大までの浸潤を触れる紅斑を認め,一部融合していた.両前腕から手背にかけて,さらに両下腿から足背にいずれも点状の紫斑が融合していた.組織学的には真皮上層の炎症性細胞浸潤,赤血球の漏出を認めた.血液検査所見では,白血球数および血小板数が減少し,異型リンパ球の出現,ヒトパルボウイルス(PV)-B19抗IgM抗体は陽性であった.本例は紫斑の分布より,papular-purpuric gloves and socks syndromeであると考えた.ウイルス感染症を疑う中毒疹で,紫斑を呈した際には,PV-B19の感染も考慮すべきである.
シクロスポリンが著効したBasedow病を伴う壊疽性膿皮症の1例
著者: 西村真智子 , 小玉和郎 , 大口由香 , 八百坂遵 , 剱持靖子
ページ範囲:P.177 - P.180
要約 50歳,女性.初診の3か月前に右下腿前面に疼痛を伴わない紅色丘疹が出現し,潰瘍化した後に拡大した.病理組織学的に潰瘍部に好中球を中心とした稠密な細胞浸潤がみられた.潰瘍部の細菌,真菌,抗酸菌培養はすべて陰性だった.臨床,病理組織像から壊疽性膿皮症と診断した.精査中に頻脈発作があり,Basedow病によるものと判明した.プレドニゾロンの単独投与は無効であったため,シクロスポリンの内服を追加投与したところ著効した.本症には炎症性腸疾患,血液疾患が合併することはよく知られているが,自験例のように甲状腺疾患の合併例は稀である.また本邦では本症に対するシクロスポリンの保険適応はないが,ステロイド抵抗性の症例には投与を考慮すべきと考えた.本邦シクロスポリン投与例の検討を加え報告する.
臨床統計
尋常性痤瘡に対する外用抗菌薬(クリンダマイシンゲル)とアダパレンゲルの併用効果と適切な併用期間の検討
著者: 林伸和 , 宮地良樹 , 川島眞
ページ範囲:P.181 - P.189
要約 軽症から中等症の炎症性皮疹を有する尋常性痤瘡の患者に対して,A群:アダパレンゲル(ディフェリン®ゲル)を単独で3か月間使用,B群:クリンダマイシンゲル(ダラシン®Tゲル)とアダパレンゲルを1か月間併用後,アダパレンゲルを単独で2か月間維持療法として使用,C群:クリンダマイシンゲルとアダパレンゲルを3か月間併用の3群を比較し,その有効性について検討した.その結果,アダパレンゲル単独よりもクリンダマイシンゲルを併用するほうが炎症性皮疹の改善が得られた.また併用期間は4週間よりも12週間のほうが長期間有意な改善を示した.併用による面皰改善,副作用の発現への影響は認めなかった.炎症性皮疹が存在している場合には,より高い効果を得るために,3か月間程度はクリンダマイシンゲルとアダパレンゲルを併用することが望ましい.
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欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.101 - P.101
文献紹介 アトピー性皮膚炎患者の黄色ブドウ球菌コロナイゼーションに対する治療は,疾患重症度を軽減する フリーアクセス
著者: 川崎洋
ページ範囲:P.152 - P.152
黄色ブドウ球菌感染はアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)増悪の重要因子であるが,その治療に関しては確立されたものがなく,悩みの種である.本研究では,sodium hypochlorite(bleach)bathとムピロシンの鼻腔内塗布による複合治療を,細菌感染を伴った小児のAD患者に行い,その効果を検証した.
1施設での二重盲検(被験者は匂いによりBleachを識別できる可能性あり)プラセボ対照無作為化臨床試験を行った.生後6か月~17歳の中等症~重症AD患者で皮膚に感染徴候のある患者31人全例に対し,セファレキシンの試験前投与を2週間行い,その後15人の治療群と16人のプラセボ群に振り分けた.治療群には0.005%のbleach bathへの入浴(週2回)とムピロシン軟膏の鼻腔内塗布(月に3クール)の治療を行い,プラセボ群にはwater bathへの入浴とペトロラタム軟膏の鼻腔内塗布を3か月間行った.観察期間中,有害事象による登録者の離脱はなかった.
お知らせ 第3回日本レックリングハウゼン病学会学術大会 フリーアクセス
ページ範囲:P.165 - P.165
会 期:2011年11月13日(日)
会 場:東京慈恵医科大学1号館講堂
東京都港区西新橋3-25-8
文献紹介 EGFRはケラチノサイト由来のGM-CSF発現を調節している フリーアクセス
著者: 安岡美聡
ページ範囲:P.171 - P.171
このstudyの目的は,ケラチノサイトの顆粒球単球コロニー刺激因子(granulocyte macrophage colony-stimulating factor:GM-CSF)発現の制御における上皮成長因子受容体(epdermal growth factor receptor:EGFR)の役割を評価することである.乾癬や慢性アレルギー性接触性皮膚炎などの慢性炎症性疾患患者の皮膚においては,EGFRのactivationが上がりGCSF発現が増強している.培養したヒトのケラチノサイトにおいて,TGFαは,TNF-αによるc-junのリン酸化とトランス活性化を促進することでGMCSFの転写誘導を増強し,EGFRはTNF-αによるc-junのリン酸化とトランス活性化を増強させるということが明らかになった.また,EGFRが遺伝的に欠損していると,
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.190 - P.190
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.191 - P.191
あとがき フリーアクセス
著者: 渡辺晋一
ページ範囲:P.192 - P.192
今年もタイのバンコクにあるInstitute of Dermatologyで,レーザー医学・美容皮膚科の講義をするときになった.1日3時間の講義で,異なる内容の講義を8回行うので,最初はスライドを作るのが大変で,この仕事を引き受けたことを大変後悔したものである.生徒は毎年30人ほどであるが,半数はタイ以外の東南アジア,南アジア,中近東から来た生徒で,また皮膚科のキャリアもさまざまである.最近は,スライドを少し修正するだけでよいので,生徒達との会話を楽しみにしている.なぜならば,彼らは母国語の教科書がないのでFitzpatrickやRookの教科書で勉強をしている.そのため彼らは世界標準治療薬をよく知っているし,その治療経験も豊富な人が多い.しかもタイも含めて彼らの国では,日本のような厚生労働省の縛りがないため,世界標準治療薬を当たり前のように使用できる.昨年は偶然,円板状エリテマトーデス(DLE)の治療が話題にのぼったが,彼らはDLEには原則としてステロイド外用薬を使用すべきではないと言っている.確かに初期病変ではステロイドの外用は選択肢の1つにはなるが,ステロイド外用薬を使い続けると,ますます皮膚萎縮が目立つようになるので使用すべきではないということである.では彼らは何を使うかというと抗マラリヤ薬である.日本でもかつてクロロキンがDLEに使用されたことがあるが,網膜症という重篤な副作用のため,使用されなくなった.しかし,世界には古くからジヒドロクロロキンというほとんど網膜症を起こさない薬が存在している.「日本ではマラリヤがほとんどないので,抗マラリヤ薬は必要ない」と言うと,「じゃDLEの治療はどうするのだ」,「DLEの治療のときに困るだろう」と言われる.これは日本の治療手段が東南アジアと比べ,かなり遅れていることを示す単なる1例に過ぎない.このことを日本の医師はもっと認識すべきである.他の学会ではこれを是正すべく,厚生労働省へ提言を行っているところもあるが,日本皮膚科学会の対応はまだ十分とは言えない.これは,指導的立場にある日本の皮膚科医がこのことを知らないからかもしれない.
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基本情報
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41巻12号(1987年11月発行)
41巻11号(1987年10月発行)
41巻10号(1987年9月発行)
41巻9号(1987年8月発行)
41巻8号(1987年7月発行)
41巻7号(1987年6月発行)
41巻6号(1987年5月発行)
41巻5号(1987年5月発行)
41巻4号(1987年4月発行)
41巻3号(1987年3月発行)
41巻2号(1987年2月発行)
41巻1号(1987年1月発行)
40巻12号(1986年12月発行)
40巻11号(1986年11月発行)
40巻10号(1986年10月発行)
40巻9号(1986年9月発行)
40巻8号(1986年8月発行)
40巻7号(1986年7月発行)
40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
37巻2号(1983年2月発行)
37巻1号(1983年1月発行)
36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
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34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)