文献詳細
文献概要
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文献紹介 ラマン分光を用いてフィラグリン遺伝子変異を予測する
著者: 馬場裕子1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.244 - P.244
文献購入ページに移動 アトピー性皮膚炎発症に関与するフィラグリン遺伝子変異の有無の予測に,ラマン分光装置を用いた天然保湿因子測定が有効か否かを検討した.
アトピー性皮膚炎の発症因子として,角層バリア機能に重要なフィラグリンの異常が示唆されているが,その機序は明らかにされていない.中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者の多くにフィラグリン遺伝子変異が報告されていることを鑑みると,外来の場で簡便に遺伝子変異の有無が予測できることは,診断に有用であると考えられた.
アトピー性皮膚炎の発症因子として,角層バリア機能に重要なフィラグリンの異常が示唆されているが,その機序は明らかにされていない.中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者の多くにフィラグリン遺伝子変異が報告されていることを鑑みると,外来の場で簡便に遺伝子変異の有無が予測できることは,診断に有用であると考えられた.
参考文献
O'’Regan GM, et al:Raman profiles of the stratum corneum define 3 filaggrin genotype-determined atopic dermatitis endophenotypes. J Allergy Clin Immunol 126:574-580, 2010
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