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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科65巻9号

2011年08月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・48

Q考えられる疾患は何か?

著者: 井手山晋1

所属機関: 1宇治徳洲会病院皮膚科

ページ範囲:P.651 - P.652

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症例

患 者:36歳,タイ国籍の男性

主 訴:左手の皮疹と麻痺

家族歴・既往歴:特記すべきことなし.

現病歴:半年前に左手背を強打した.その後しばらくして手指に脱力感を感じるようになり,手背に皮疹が生じた.脱力感が進行し,手指が動かなくなったため整形外科,神経内科を受診したが麻痺の原因は不明であった.皮疹と関係があるかもしれないということで当科を受診した.

現 症:左手背に浸潤を触れる紅斑局面を認めた(図1).左手関節より遠位は麻痺しており,知覚低下も認めた.右手には異常を認めなかった.さらに両側の橈骨神経,尺骨神経,浅腓骨神経の肥厚を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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