症例
患 者:0歳,女児.
主 訴:全身の皮膚の光沢と亀裂既往歴:低出生体重児,新生児一過性多呼吸
家族歴:特記すべきことなし.家族内に同症なし.
現病歴:在胎30週0日,1,574gにて出生し,新生児集中管理室へ搬送された.出生時より全身が薄いセロファン様の膜で覆われ,一部亀裂と出血を認めたため当科へ紹介となった.
現 症:全身が薄いセロファン様の膜で覆われていた.一部亀裂と出血がみられ,その周囲に紅斑を認めた(図1)
雑誌目次
臨床皮膚科66巻1号
2012年01月発行
雑誌目次
連載 Clinical Exercise・53
Q考えられる疾患は何か?
著者: 澤田啓生
ページ範囲:P.5 - P.6
原著
コチニール色素による即時型アレルギー患者におけるアレルギー検査の分析およびアレルゲン蛋白質の解析
著者: 山川有子 , 大砂博之 , 相原道子 , 池澤善郎
ページ範囲:P.8 - P.13
要約 コチニール色素は,カイガラムシ科エンジムシの一種であるコチニールの雌を乾燥したものから抽出される食用天然赤色色素である.コチニール色素摂取後,顔面の紅斑腫脹,蕁麻疹,粘膜症状などを呈した即時型アレルギー患者4名の原因アレルゲンを同定するために以下を施行した.皮膚プリックテストは患者4名ともコチニール色素で陽性であったが,コチニール色素から不純蛋白を除去した精製カルミン酸色素では陰性化または減弱化した.血清特異的IgEは患者2名でコチニール色素で高値であったが,精製カルミン酸色素では陰性であった.ウェスタンブロッティング法では,患者3名にコチニール色素に含まれる約39~45kDaの蛋白に対するIgEを認めた.以上から,コチニール色素による即時型アレルギー患者は,コチニール色素に含まれる不純蛋白質に対する抗体を持ち,コチニール色素のアレルゲンは約39~45kDaの蛋白であることが強く示唆された.
今月の症例
進行大腸癌患者にセツキシマブ投与中に生じたradiation recall dermatitis
著者: 西村(平井)千尋 , 五味博子 , 石井健 , 早川和人 , 東郷剛一
ページ範囲:P.14 - P.18
要約 59歳,男性.進行大腸癌に対して7か月前からセツキシマブを週1回継続的に投与された.約3か月前から頸部・左腋窩リンパ節転移に対し,左頸部・左腋窩,右頸部の順で各々45Gyでの放射線治療を開始した.照射中,照射野に異常は認めなかったが,照射終了2~3週後より左頸部・左腋窩に照射部一致性の発赤,びらんが出現し,その後右頸部にも拡大した.皮疹は照射時期の順に(左頸部・左腋窩→右頸部)消退し,セツキシマブの再投与にても再発はみられなかった.照射中には皮疹を認めず照射終了2~3週後に照射部に一致して皮膚炎を認めたこと,またセツキシマブ以外に薬剤投与はないことから,自験例をセツキシマブによるradiation recall dermatitis(RRD)と診断した.分子標的薬によるRRDの報告は海外で4例のみと少ないが,今後増加することが予想される.RRDは,放射線照射終了後に投与された薬剤により惹起される急性皮膚炎であり,その機序として,照射部位における局所免疫反応が関与している可能性がある.また,原因薬剤の継続投与が症状の増悪因子となるとは一概には言えず,臨床現場においては当該科の主治医および患者と相談のうえ,治療方針を決定するべきである.
症例報告
エビによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例
著者: 春山興右 , 高橋英至 , 上田暢彦 , 佐藤貴浩 , 横関博雄
ページ範囲:P.19 - P.23
要約 27歳,女性.食事摂取後の水泳により膨疹,腹痛,意識消失が出現した.同様のエピソードを3年前にも経験しており,問診よりエビによる食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis:FDEIA)を疑った.エビ特異IgE抗体はclass 0,エビの抗原液によるプリックテストは陽性であった.エビ摂取後の運動負荷試験にて膨疹が出現しエビによるFDEIAと診断した.エビ抽出液を用いた好塩基球活性化試験も陽性となり,FDEIAの診断における有用性が示唆された.抗原としてはfastタイプのトロポミオシンやミオシン軽鎖が推測された.
血圧低下を起こしたエイ刺症
著者: 小南賢吉郎 , 芦澤かがり
ページ範囲:P.24 - P.26
要約 36歳,男性.飼育していたエイに刺され,当院を受診した.強い疼痛によるしびれ,気分不良,嘔気を認めた.温浴により,2時間で痛みが消失した.血圧は前医で131/88mmHg,当院では107/64mmHgまで低下した.エイの激痛は鎮痛剤でもなかなか抑えられず,吐き気,嘔吐,めまい,冷や汗,下痢,血圧低下,徐脈,不整脈などの循環障害,ショックなどの全身症状,後に難治性潰瘍を起こすことがある.外科的処置とX線で棘,棘の鞘の残存物を探し温浴,デブリードメントなどでの加療を行うことになる.生命を脅かす危険をはらんでいるが,本邦では医師の側に知識が少ないとされるため知っておくべき疾患である.
拒食により生じた亜鉛欠乏を伴うペラグラの1例
著者: 眞海芳史 , 安田文世 , 木花いづみ
ページ範囲:P.27 - P.30
要約 59歳,女性.原発性胆汁性肝硬変,Sjögren症候群,斑状強皮症の既往がある.多発性筋炎に対しプレドニンを15mg/日内服中である.2010年4月から下腿浮腫に対して塩分制限を指導されて以来,拒食気味であった.6月初旬より両手背から前腕,後頸部に膿疱を伴い環状に拡大する紅斑が出現し当科を受診した.精査中,倦怠感が強く入院したが,経過中,舌炎,下痢,幻覚が出現し,血液検査にて血清ニコチン酸とその前駆体のトリプトファン,亜鉛の低下を認め,ペラグラと診断した.ニコチン酸,亜鉛の内服と食生活の改善で軽快した.自験例では膿疱の形成が臨床上特徴的であり,角層下膿疱症,壊死性遊走性紅斑との鑑別を要した.
ST合剤(バクタ®)による薬剤性光線過敏症
著者: 中島大毅 , 日野亮介 , 森智子 , 中村元信 , 戸倉新樹
ページ範囲:P.31 - P.34
要約 82歳,男性.2010年1月より大腸のmucosa-associated lymphoid tissue(MALT)リンパ腫に対してリツキシマブ単独療法を施行中であった.3月に3クール目(リツキサン®630mg点滴静注)を施行され,また同日よりST合剤(バクタ®)の内服が開始されていたが,その2日後より顔面,頸部,手背に紅斑が出現した.露光部中心に皮疹が出現していたため,光線過敏症を疑い光線照射試験を施行した.最小紅斑量はUVA2J/cm2,UVB40mJ/cm2であり,UVA,UVB両者に対して過敏性が認められた.次に内服していた10種類の薬をすべて中止して3日後の光線照射試験では,最小紅斑量はUVA4J/cm2以上,UVB80mJ/cm2であり,両者とも正常範囲内に回復した.以上より,薬剤性光線過敏症を考え,光貼布試験,内服照射試験を施行した.光貼布試験ではすべての薬剤が陰性であった.内服照射試験では,各薬剤をそれぞれ内服後12時間後にUVA 2J/cm2,4J/cm2を照射して,照射24時間後に判定した.その結果,ST合剤(バクタ®)のみ陽性を示した.以上よりバクタ®による薬剤性光線過敏症と診断した.バクタ®中止後,症状は再燃なく経過観察中である.バクタ®による薬剤性光線過敏症は自験例が本邦で1例目であった.
免疫グロブリン大量静注療法が著効した後天性表皮水疱症が疑われた1例
著者: 神山由佳 , 長谷川道子 , 永井弥生 , 石川治 , 福田俊平 , 橋本隆
ページ範囲:P.35 - P.40
要約 76歳,女性.初診の3か月前より軀幹,四肢に水疱,びらんが出現した.初診時,軀幹全体および四肢に水疱,びらんを伴う紅褐色斑が多発し,口腔粘膜にもびらんがみられた.ELISA法で抗BP180抗体,抗BP230抗体は陰性,抗Dsg1抗体が52.5 indexと陽性であった.病理組織学的に表皮下水疱を呈し,蛍光抗体直接法で基底膜部にIgG,C3が線状に沈着していた.1M食塩水剝離皮膚を用いた蛍光抗体間接法では真皮側に反応した.免疫ブロット法では対応抗原が検出できず,後天性表皮水疱症などを疑ったが確定診断には至らなかった.プレドニゾロン60mg/日の内服を開始したが,漸減時に皮疹が再燃,免疫グロブリン大量静注療法(intravenous immunoglobulin:IVIg)が著効した.治療抵抗性で重篤な合併症を有する症例に対して,IVIgは比較的安全に投与でき検討すべき治療である.
血管炎を伴わない顔面肉芽腫の1例
著者: 安岡英美 , 綿貫沙織 , 山本享子 , 田中勝 , 陳科榮
ページ範囲:P.41 - P.44
要約 42歳,男性.顔面に初診前日より出現した自覚症状を伴わない小豆大から爪甲大までの浸潤を触れる紅斑が散在していた.皮膚病理像では,真皮浅層から中層の血管周囲性に炎症細胞の浸潤がみられ,表皮下にGrenz zoneが認められた.真皮の血管周囲性には,好中球,リンパ球,組織球,および好酸球など多彩な炎症細胞が浸潤し,周囲に核塵を伴っていた.一部の血管壁にフィブリンが沈着していたが,明らかな血管炎を示すフィブリノイド変性や赤血球の血管外漏出像は認められなかった.顔面肉芽腫(granuloma faciale)と診断した.本疾患は血管炎所見を伴うといわれているが,自験例を含め明らかな血管炎を伴わない症例の報告も多く,本疾患を血管炎疾患とするかは疑問が残る.
小児に生じた皮下脂肪肉芽腫症(Rothmann-Makai症候群)の1例
著者: 田中真実 , 尾藤利憲 , 福永淳 , 岡昌宏 , 錦織千佳子
ページ範囲:P.45 - P.48
要約 6歳,男児.約3年前から明らかな誘因なく四肢,体幹に疼痛を伴う米粒大から小豆大の皮下結節の出現と消退を繰り返していた.近医で診断に至らず当院を受診した際は,左大腿と下腿の表面に軽度の発赤を伴う有痛性結節がみられた.発熱はなく全身状態は良好で,血液・臨床化学検査では異常は認めなかった.病理組織学的に,真皮~脂肪織に異型性のないリンパ球と組織球よりなる細胞浸潤を認め,脂肪組織壊死・変性を認めた.以上より皮下脂肪肉芽腫症と診断した.本疾患は中等量のステロイド内服によく反応するが,再発も多い.また自然軽快する例もあり,治療方針を決め難いが,小児に関してはできる限り全身への影響が少ない治療で経過をみることが望ましいと思われる.
多発無菌性膿瘍・骨髄炎を伴った壊疽性膿皮症の1例
著者: 加茂真理子 , 吉田理恵 , 永尾圭介 , 高江雄二郎 , 谷川瑛子 , 天谷雅行
ページ範囲:P.49 - P.52
要約 85歳,女性.1998年,他院にて左上眼瞼の稗粒腫摘出術施行後,同部位に潰瘍を形成した.その後,現在に至るまで複数部位に無菌性の潰瘍を形成するほか,抗生剤の無効な角膜潰瘍,骨髄炎,皮下膿瘍,眼窩内膿瘍も認めている.2008年,右耳後部に無菌性の皮膚潰瘍を形成した.生検組織像では真皮浅層から中層にかけて稠密な好中球浸潤を認めた.臨床・組織像より,皮膚外症状を伴う壊疽性膿皮症と診断し,プレドニゾロン0.5mg/kgを投与したところ軽快した.壊疽性膿皮症では稀に,皮膚以外での膿瘍形成や骨髄炎,角膜炎を伴う.これらの症状も壊疽性膿皮症と同様の機序で生じた一連の病態と考え考察を加えた.
両側外眼角に生じたMoll腺囊腫の1例
著者: 町田裕光 , 福安厚子 , 石川武子 , 大西誉光 , 渡辺晋一
ページ範囲:P.54 - P.56
要約 33歳,男性.5年前に両側外眼角の自覚症状のない皮疹に気付いた.皮疹はその後2年間で徐々に増大した.季節的な消長はなかった.両側外眼角に左右1つずつ径4mm大のドーム状に隆起する小結節が存在した.小結節は常色で軽度の透光性を有したが,囊腫状でなく弾性硬に触知した.病理組織像では真皮内に大小の囊腫が数個隣接していた.囊腫壁は2層構造で,細胞質が好酸性の小型の立方体から扁平な上皮細胞からなり,一部には断頭分泌を認めた.組織像はapocrine cystadenomaと同様であるが,発生部位からMoll腺囊腫と診断した.Moll腺囊腫として報告されている症例では,自験例を含め囊腫が多発傾向にあると推測されるが,例数が少ない.
末端黒子型balloon cell melanomaの1例
著者: 本多教稔 , 青井淳 , 伊良波真子 , 原田美穂 , 福島聡 , 井上雄二 , 尹浩信
ページ範囲:P.57 - P.61
要約 91歳,女性.左踵部の黒色病変,疼痛を主訴に受診した.左踵部に潰瘍を伴う25×10mmの赤色腫瘤および周囲に5~10mmの黒色斑を認めた.腫瘍切除,皮弁形成術,全層植皮術,鼠径リンパ節郭清術を施行した.病理組織像にて泡沫状の豊富な細胞質を有するballoon cellの形態をとる異型メラノサイトが増殖していた.また,浅鼠径リンパ節1個にも同様の細胞の増殖による転移を認めた.免疫組織染色にてHMB-45,MART-1,S100蛋白陽性,CEA陰性であり,アルシアンブルー,PAS染色陰性であったことより,balloon cell melanoma(pT4b N1a M0 stage IIIB)と診断した.リンパ節転移を認めたが,年齢などを考え術後化学療法は施行せず経過観察の方針とした.本症例のようにamelanoticな泡沫状の細胞を有する腫瘤の形成が認められた場合に,balloon cell melanomaの鑑別としてS100蛋白,MART-1,HMB-45などの免疫染色が診断に有用と考えられた.
骨髄異形成症候群の合併により進行が早まったと考えた頭部血管肉腫の1例
著者: 小野さち子 , 石川牧子 , 谷崎英昭 , 松村由美 , 谷岡未樹 , 宮地良樹
ページ範囲:P.63 - P.67
要約 73歳,男性.頭部血管肉腫と骨髄異形成症候群と思われる汎血球減少の合併を認めた.血球減少が予測されたため化学療法施行を断念し,局所放射線治療とフェノールによる止血療法を施行したが,発症より約6か月後に急激な血球減少の増悪と頭部血管肉腫の肺転移による呼吸不全により死亡した.骨髄異形成症候群における制御性T細胞の増加が頭部血管肉腫の発症・急激な増大に関与した可能性について考案した.また,頭部血管肉腫において肺転移は重要な予後規定因子であり,本症例も最終的に肺転移で死亡したが,その非特異的な胸部CT所見より末期に至るまで肺転移はないものと判断していた.頭部血管肉腫における肺転移像が非特異的となりうることを改めて認識し,早期診断の必要性を示唆する1例と考えた.
腹部の単発性皮下腫瘤から診断されたびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の1例
著者: 宮崎久美子 , 稲冨徹 , 小林優人 , 谷川宗 , 照井正
ページ範囲:P.69 - P.72
要約 80歳,女性.初診の3週間前,下腹部に自覚症状のない常色皮下腫瘤に気づいた.粉瘤を疑い全切除した.病理組織学的に真皮全層に類円形の明るい核と明瞭な核小体をもつ大型腫瘍細胞がびまん性に増殖し,少数のReed-Sternberg細胞様巨細胞が混在していた.免疫染色で腫瘍細胞はCD20,CD79a,CD30が陽性,CD45ROとCD15は陰性であった.CT上,右内腸骨動脈領域リンパ節に39mmの腫瘤病変および左腋窩と脾臓に浸潤所見を認めたため,diffuse large B-cell lymphoma(DLBCL)not otherwise specified(stage IV)と診断した.DLBCLは高齢者で硬い紅色結節が上半身を中心に多発することが多く,下半身から尾側に発症する場合,単発結節例の割合が増加する.単発例では比較的短期間で発症する弾性硬の結節や腫瘤以外に診断的価値のある所見に乏しく,臨床診断は難しいので,積極的に組織検査を行うことが重要である.
R-THP-COP療法が奏効した原発性皮膚濾胞中心リンパ腫の1例
著者: 酒井貴史 , 後藤瑞生 , 齋藤華奈実 , 波多野豊 , 岡本修 , 片桐一元 , 藤原作平 , 池辺太一 , 幸野和洋 , 緒方正男 , 門田淳一 , 瀬口俊一郎
ページ範囲:P.73 - P.78
要約 65歳,男性.63歳時,両側耳前部に自覚症状のない紅色皮疹が出現した.徐々に皮疹が増大したため2008年3月に当院を受診した.皮膚生検の結果,皮膚リンパ球腫と診断された.特に加療は行わず近医で経過観察されていたが,その後も皮疹が増大したため2009年3月当科に再び紹介された.2回目の皮膚生検の結果,primary cutaneous follicle center lymphoma(PCFCL)と診断した.造影CT,造影MRIで両側耳下腺内,顎下部,オトガイ下部に複数の腫大リンパ節を認めた.R-THP-COP療法を行ったところ,化学療法開始後から皮疹は著明に縮小,消失した.治療終了後に撮影した造影MRIにおいても腫大リンパ節は消失していた.化学療法終了後から1年半経過した時点で明らかな再発はなく,R-THP-COP療法はPCFCLの進行症例に対する治療の選択肢になると思われた.
急性骨髄性白血病患者に生じた播種性
著者: 清水彩子 , 遠藤秀治 , 横田朗 , 窪澤仁
ページ範囲:P.79 - P.83
要約 45歳,女性.急性骨髄性白血病があり,非血縁者間臍帯血移植後,拒絶をきたし,再移植を目指し準備中であった.プレドニゾロンとシクロスポリンが投与されており,前処置のため著明な好中球減少があった.背部に有痛性の紅色結節が出現し,まもなく中心部は小水疱,さらに壊死になった.同様の皮疹が急速に全身に播種状に増加した.皮膚生検にて血管侵襲性を示す多数の菌糸が認められ,培養の結果
皮膚悪性腫瘍を疑った肛門部扁平コンジローマの1例
著者: 酒井貴史 , 佐藤秀英 , 佐藤俊宏 , 安井和明 , 近藤能行 , 卜部省悟 , 後藤瑞生 , 藤原作平 , 山手哲明
ページ範囲:P.85 - P.89
要約 43歳,男性.約1年前より肛門部に腫瘤性病変を認めていた.徐々に増大してきたため,2010年3月近医より紹介された.初診時,肛門部4時の方向に26×27mmの腫瘤を認めた.皮膚悪性腫瘍を疑い生検を行ったが,明らかな異型細胞は認められなかった.生検後に処方した抗生剤の内服に伴い腫瘤は著明に縮小,ほぼ消失した.この経過から梅毒を疑い,梅毒血清反応検査を行ったところTPLAおよびRPRの上昇が判明した.抗
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欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.3 - P.3
文献紹介 Clinically amyopathic dermatomyositis患者の主要自己抗原は,メラノーマ分化関連遺伝子5によりコードされるRNAヘリカーゼである フリーアクセス
著者: 宮本樹里亜
ページ範囲:P.40 - P.40
皮膚筋炎の臨床症状は多彩であり,皮膚,筋炎,肺合併症にわたる.典型的な皮疹を伴うが筋炎を伴わない亜型があり,これはclinically amyopathic dermatomyositis(C-ADM)と呼ばれる.C-ADM患者は特に東アジアでは急速進行性間質性肺炎(rapidly progressive interstitial lung disease:RP-ILD)を合併しやすく,免疫抑制剤による治療にも抵抗性で予後が悪い.筆者らは2005年に新しい皮膚筋炎の自己抗体である抗CADM140抗体を報告しており,この抗体はC-ADMとRP-ILDに強く関連している.
本研究ではcDNAクローニングと免疫沈降法により,抗CADM140抗体の対応抗原がmelanoma differentiation-associated gene 5(MDA-5)であることを突き止めた.MDA-5は分子量140kdで細胞質に局在する蛋白で,ウイルスに対する自然免疫に関連する細胞成長抑制因子であることがこれまでに知られている.全長のMDA-5 cDNAをCOS-7細胞にトランスフェクトして免疫沈降法を行ったところ,すべての抗CADM140抗体陽性血清で反応を認めた.
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.93 - P.93
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.94 - P.95
あとがき フリーアクセス
著者: 伊藤雅章
ページ範囲:P.96 - P.96
『臨床皮膚科』ご購読の皆さん,明けましておめでとうございます.昨年,3月11日の東北大震災からの復興も儘ならず,福島原発事故の解決は遥か先の状況で,暗いニュースばかりの昨年でありました.しかし,新年を迎えて今年は少しでも明るい年になりますようにと祈願しています.さて,明るい話題の1つとして,医学・医療の進歩は目覚ましく,皮膚科も例外ではないと感じるこの頃です.例えば,一昨年,乾癬に適応になった生物学的製剤の出現は皮膚科診療に大きなインパクトを与え,学会も様相が一変するほどです.昨年の大阪での日本乾癬学会では一般演題のいきなり何十題もが生物学的製剤関連で,ほかにセミナーやシンポジウムでもメインテーマになりました.昨年は,さらに新たな生物学的製剤が追加になり,今年9月に新潟市で開催させていただく乾癬学会ではいっそうそうなるものと思います.乾癬の診療ガイドラインも逐次改変されるでしょう.このようななか,現場のわれわれ皮膚科医はそれら新知見を得ながら,日常,千差万別の乾癬症例に対して細心の注意を払い,従来の治療を組み合わせつつ,新治療を行うわけです.その結果,良い治療成果が得られても,副作用や問題点も明らかになってくると思います.それら症例について学会発表や論文報告をする場合,本誌を例にとると,「はじめに」でその症例を報告する前提や目的について述べ,続いて「症例」では症例についてのデータを正確に記述して,その後,「考按」ではそれらデータを過去の知見に照らして検討し,新事実や問題点を抽出するわけです.論文冒頭にある「要約」ですが,これは「はじめに」とは全く異なるものです.「要約」は論文全体のまとめで,読者が本文を詳しく読む前に論文の概要を知るためのものです.また,論文検索をした場合,表題とともに参考論文を選ぶ根拠になります.したがって,「要約」は,簡潔に本文の全体について述べ,最後に「考按」したポイント,つまり著者が読者に伝えたいメッセージを書いてください.とりとめもなく,後半は「論文の書き方」になってしまいましたが,本年も『臨床皮膚科』をよろしくお願いします.
著作財産権譲渡同意書 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報
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41巻4号(1987年4月発行)
41巻3号(1987年3月発行)
41巻2号(1987年2月発行)
41巻1号(1987年1月発行)
40巻12号(1986年12月発行)
40巻11号(1986年11月発行)
40巻10号(1986年10月発行)
40巻9号(1986年9月発行)
40巻8号(1986年8月発行)
40巻7号(1986年7月発行)
40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
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37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
37巻2号(1983年2月発行)
37巻1号(1983年1月発行)
36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)