文献詳細
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文献紹介 Fcエンジニアリングによりneonatal Fc receptorをブロックすることでマウスモデルの関節炎が改善された フリーアクセス
著者: 松本奈央子1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.805 - P.805
文献概要
現在注目されているものの1つとして,Fc部位に変異を加え,neonatal Fc receptor(FcRn)に高親和性を持たせた抗体Abdegs(Abs that enhance IgG degradation)がある.自己抗体を介する自己免疫疾患において,IgGの運搬と維持に関与するFcRnが重要な役割を果たしており,IVIGの作用機序の1つとして病原性抗体と競合してFcRnに結合し効果を発揮すると考えられている.FcRnに対する親和性を高め,より低用量で効果が得られるように改変した抗体がAbdegsである.
参考文献
掲載誌情報